温度や電気ショックを体験できるVRグローブ「PowerClaw」、Gamescom 2016で開発版を初披露

海外メディアRoadtoVRは、2016年8月19日の記事において、VRグローブ「PowerClaw」の開発版がGamescom 2016で披露されたことを報じた。

同デバイスは、手にはめることによって、バーチャルな熱さや冷たさ、さらには電気ショックを体感できるというもの。

バーチャルな触覚は、グローブの指をはめる先端部に小型のギアと、電圧によって温度を制御できる人工的な細胞によって実現している。

公開されているデモ動画を見ると、PCにつながっている同デバイスをディスプレイ上のバーチャルな熱源(デモ動画では太陽)に近づけると、グローブから熱を感じるようだ。

同デバイスは、2016年8月からクラウドファンディングサイトINDIEGOGOでの掲載を開始し、ドイツ・ケルンで8月17日から21日まで開催されていたGamescom 2016で開発版が初披露された。

INDIEGOGOを使っての資金調達は2016年9月まで行い、製品版は2017年2月にリリースする予定である。

製品版では触覚感知機能に加えて、Leap Motionを使ってハンドトラッキングも実装する。

INDIEGOGOの同デバイスのページには出資額の異なるいくつかの選択肢が用意されているが、製品版の左右が揃ったグローブを購入したい場合、$595以上の出資が必要となっている。

情報提供元： VR Inside