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VRコンテンツを制作しているJauntがSundance Institute New Frontier、Jaunt VRレジデンシープログラムプロジェクトとして発表したVR作品「COLLISIONS」がエミー賞のアウトスタンディング・ニュー・アプローチのドキュメンタリー部門を受賞したことが発表された。
COLLISIONSは西洋文化に触れたことのない土地で先住民として暮らしてきたNyarriが、原爆実験を目撃した時の実体験をもとにしたドキュメンタリーフィルムで、未来の世代へなにをのこしていくか、がテーマとなっている。
JauntのドキュメンタリーVRフィルム「COLLISIONS」がエミー賞を受賞したことが発表された。
COLLISIONSはエミー賞のアウトスタンディング・ニュー・アプローチのドキュメンタリー部門を受賞している。
このドキュメンタリーフィルムはSundance Institute New FrontierのJaunt VRレジデンシープログラムプロジェクトとして制作されたものだ。
監督はVRアートワークの制作で知られるオーストラリア人アーティストでドキュメンタリーフィルムメイカーのLynette Wallworth氏がディレクターを務めている。
先住民エルダーのNyarri Morganの土地、Western Australian Pilbarの孤立したデザートに住む、何世代も西洋文化にふれることなく暮らしてきたMartu民族を探すVRの旅がストーリーとなっている。
Nyarriが初めて西洋文化に出会うことになるのは1950年代のことで、彼が原子爆弾のテストをしているところを初めて目撃することで彼の古典的なワールドビューと西洋の最先端のサイエンスとテクノロジーがドラマティックに衝突が起こる。
このCOLLISIONSは私たちが第4インダストリアルレボリューションに向かっていく中で、未来の世代を考えることの大切さに焦点をあてている。
Wallworth氏はエミー賞受賞の直後のインタビューでこうコメントしている。
「VRテクノロジーはNyarriのストーリーのインパクトを他のフォームでは伝えられない方法で、まるでその場にいるよう感覚で伝えることができます。
世界が注目した核問題をNyarriの視点をとおして、そしてこのNyarriのストーリーが50年たった今、最先端のテクノロジーで語られます。
COLLISIONSはこれらのテクノロジーを使って今語られるべきストーリーだと思います。」
プロデューサーのNicole Newnham氏もこうコメントしている。
「VRテクノロジーを使い監督Lynetteのビジョンを観客に伝えるのはとても楽しかったです。
VRはNyarriのホームランドでの原爆実験を目撃した体験を劇的にエモーショナルな方法で観客に伝えることができます。」
プロデューサーのNewnham氏ににとって今回のノミネーションは五回目となり、監督のWallworth氏にとってはCOLLISIONSが初ノミネート作品となった。
VRが作り出す特別なビジュアルクオリティをとおして、COLLISIONSはビューワーを今までにないエモーショナルでリアルな旅へとNyarriとともにいざない、彼の人生を変えた西洋文化のサイエンスとテクノロジーとの出会いを体験する、これからの未来への影響という重要なテーマを考えさせられるドキュメンタリーフィルムとなっている。
COLLISIONSはSundance Film Festivalとthe World Economic Forumでプレミア公開され、その後ニューヨークをはじめ様々なロケーションで上映されている。
フルVRコンテンツはこちらのJaunt VRアプリとウェブサイトから
JauntはVRシネマティックコンテンツのパイオニアで、2013年設立時以来、VRコンテンツのためのハードウェア、ソフトウェアツールとアプリケーションのリーディングデベロッパーとしてVRマーケットを引っ張てきた。
また現在活躍するクリエーターとのコンテンツも積極的に制作し、公開している。
ブランドから個人のアーティスト、フィルムメイカーまでたくさんのクリエーターと仕事をし、最先端のコンテンツを幅広いデバイスとプラットフォームで提供している。
JauntのコンテンツはJaunt VRアプリまたはウェブサイトで視聴可能だ。
参照元サイト:businesswire.com
URL:http://www.businesswire.com/news/home/20171009005251/en/Landmark-VR-Film-COLLISIONS-Snags-Emmy-Outstanding
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