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株式会社エフマイナー(本社:東京都渋谷区)が提供する、「どこでもかんたんVR」をコンセプトとした360度VRコンテンツ制作のクラウドソフト「3D Stylee」は、URLのみで360度VRコンテンツを遅延なく遠隔同期する新機能(以下、「本機能」)を、3D Styleeの有料利用者向けに提供開始したことを発表した。
すでに400社以上へ提供されている、どこでもかんたんVRのクラウドソフト「3D Stylee」で制作された360度VRコンテンツのオンライン発信での利用において、滞在時間が約30%向上、閲覧ページ数も約60%向上するなどの効果が、利用者から聞かれるようになった。
また、360度VRコンテンツでのバーチャル内見のみでの成約事例も聞くようになったという。
遠隔地にいるユーザーにVRコンテンツのURLを送って見てもらうという活用方法はすでに3D Styleeユーザーの中では行われているが、これに接客を組み合わせることで、成約率向上、業務効率化を実現するために、本機能を開発したということだ。
なお、本機能を利用するためには、アプリのダウンロードや特別な機材は不要で、スマホやPCのウェブブラウザだけでできるため、消費者の利便性が高いものとなっている。
なお、本機能名には「遠隔」と入っていますが、もちろん近くにいる場合でも使えるので、店舗内での接客時などにも活用できるとのことだ。
今後は、2018年1~3月の賃貸不動産市場の繁忙期に向け、3D Styleeを利用している不動産事業者とともに、効果的な導線の検証や、さらなる機能改善を進めるため、本機能を活用した不動産案内の実証実験を進めていく。
同時に、研修やセミナーなど、不動産に限らず他の様々な分野で活用できる効果的な利用方法を検証していくという。
不動産業界ではIT重説をはじめ、オンラインのみでの成約がますます進む環境が整備されつつある中、3D Styleeは、360度VRでのオンラインでの情報発信に加え、360度VRでの遠隔接客が可能になる本機能を提供することで、利用事業者のさらなる成約率向上や業務効率化、そして消費者の利便性向上に貢献していくということだ。
3D Styleeで制作した360度VRコンテンツは、管理画面で同期用のURLをいつでも自動発行が可能。
そのURLを同期したい相手と、メールやLINEなどのメッセージングツールで共有することで利用開始できる。
以下の5つが大きな特徴である。
(1) URLのみで360度VRコンテンツがリアルタイムで同期
(2) 通常のネット環境で、遠隔地でも遅延なく同期
(3) スマートフォン、タブレット、PCとあらゆるデバイスに対応(※1)
(4) 多人数のグループの場合を含めて同期するグループを自由に設定
(5) 双方向の多様なアクション伝達の種類を設定(※2)
※1 推奨環境として、PCはGoogle Chrome 最新版、Firefox 最新版、Safari 最新版、Edge 最新版、スマートフォンとタブレットはiOS 8.0以上でSafari 最新版、Android 5.0以上でChrome 最新版
※2 アクションの種類には、シーンの移動や画像やコメントキャプションのポップアップ、動画再生や外部リンクオープンやiframeオープンなど3D Styleeで編集できる機能が含まれる。
3D Stylee(スリーディースタイリー)は、リーズナブルな価格、直感的な操作で、ウェブブラウザ再生可能な高品質のパノラマVRコンテンツを制作、編集、管理ができるクラウドソフトである。
2016年11月のサービス開始以来、ユーザー数を順調に伸ばしており、2017年9月現在、小さな街の不動産屋さんから大手不動産会社までの不動産業界を中心に400社以上にサービスを提供している。
ソフトウェア及びVRグラス「カセット」における特許出願技術など、技術力の高さが評価され、2017年2月には、 株式会社ニコンのコーポレートアクセラレータープログラムで最優秀賞を受賞している。
1) 業務効率化
3D Styleeで制作された360度VRコンテンツを活用して実際に内見する物件の数を絞り込む、事前に入居希望者がわかりやすく情報を得ることで内見対応の歩留り率が上がる、管理会社と仲介会社のコミュニケーションが円滑になるなど、様々な業務効率化の効果が見え始めている。
全国賃貸住宅新聞10月2日号の記事によると、3D Styleeを導入している不動産仲介の株式会社ライフアドバンスは、360度VRコンテンツを物件紹介に活用することで、成約件数を維持しつつ、内見の件数を2割削減することに成功した。
不動産管理の株式会社リオ・ソリューションは、3D Styleeで制作した、管理物件のパノラマVRコンテンツをQRコードにして仲介会社向け図面に掲載している。
VRコンテンツによってコンセントの位置や窓の高さなど、これまで通常の写真だけでは伝えきれなかった細かい情報を伝えることで、仲介会社からの単純な質問を半分程度に削減できたという。
単純な質問が減ることで、管理会社も仲介会社も本来の業務により集中することができるようになるということだ。
2) 成約率向上
楽待不動産投資新聞5月12日号に、株式会社日本財託のVRを活用した内見代行サービスに関するインタビュー記事が掲載された。
ユーザーからリクエストのあった物件を動画で撮影して送る、同社の内見代行サービスにおいて、2017年の1月、3D Styleeで制作したパノラマVRコンテンツの使用を始めた。
同記事によると、VRによる内見代行サービスを利用した顧客の成約率が6割を超え、一方で、同サービスを利用しなかった顧客の成約率は4割を切っていた。
この成約率の高さは、顧客からリクエストのあった物件をVRで内見するという同社のサービス、つまりある程度確度高めの顧客群が対象であることに起因する部分も多いものの、同サービスを利用した場合と利用しなかった場合で比較しており、接客にVRを導入した効果が見える興味深いデータになるとのことだ。
3) ウェブ集客強化
外国人向けに不動産情報を提供する、株式会社リアルエステートジャパンは今春から業務提携しているミサワホーム不動産の管理物件を始め、不動産物件のパノラマVRコンテンツの同社メディアにおける掲載を始めた。
同社が掲載するパノラマVRコンテンツは、コンテンツと連動する間取り図、他のシーンに移動できる矢印や画像キャプションなどの機能がある。
導入からまだそれほど時間は経っていないものの、同サイトを訪れた人が閲覧する滞在時間は9分から12分に増加(+33%)し、閲覧ページ数(1セッションあたりのPV)も13から21に増加(+62%)したということだ。
所在地: 〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-33-3 #110
設立 : 2013年8月
代表 : 代表取締役 森田 博和
資本金: 2,300万円
URL : https://3dstylee.com
参照元:ニュースリリース
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