海外メディアUploadVRは、2016年8月9日の記事において、HTCがAlibabaクラウドと業務提携したことを報じた。



VRテクノロジーが直面している問題には、VRコンテンツの通信環境をめぐるものがある。


現在の多くの通信環境は、当然ながらVRライブストリーミングやVRによるショーシャルなコミュニケーションが実行されることを前提に構築されていないので、VRコンテンツを使うと遅延や処理速度の低下等にさらされてしまうのが現状である。


こうした問題に対処すべくVIVEを提供するHTCは、このほど世界最大のクラウドコンピューティング企業であるAlibabaクラウドと業務提携した。


この業務提携の目的は、Alibabaクラウドのクラウドコンピューティング技術を活用して、VR環境のパフォーマンス改善を図ることにある。


「この業務提携によって、HTCのVRテクノロジーが中国で普及することが加速され、さらには世界にも広がって行くだろう」、とAlibabaクラウドのビジネスアーキテクト・ディレクターのGe JINは述べている。


また、HTCの中国地区・バイスプレジデントのAlvin Wang Graylinによれば、「HTC社は自社のVRエンジニアにより信頼性の高いリソースを提供できるようになると同時に、中国地区のViveportにより良いVRコンテンツを届けることができるようになる」、とのこと。


中国地区は、今後ますます有力なVRコンテンツ市場となりそうである。


参照元URL:http://uploadvr.com/htc-partners-alibaba-cloud-computing/


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 HTC、Alibabaクラウドと業務提携。VR環境のパフォーマンス向上を狙う