韓国・ソウルに拠点を置く大手ビデオIPプロバイダ、Chips & Mediaは10日、同社の主要製品である「CFrame50」がドローン用半導体製造メーカー大手のArtosyn Micro Electronics社(以下、「Artosyn」)によって採用されたことを発表した。


CFrame50


CFrame50とは、ビデオコーデックIPとの併用により、非常に効率のよいシステムのバンド幅の低減を実現したバッファー圧縮ハードウェアIPだ。ISPより入力した原画像データをCFrame50エンコーダで可逆的または不可逆的に圧縮したり、Cframe50デコーダを用いて同じ画像レベルの元画像に復元したうえで、さらにWAVE420を用いてオンザフライでHEVCストリームデータにエンコードしたりすることが可能である。


可逆圧縮が問題なく行われたうえ、不可逆圧縮においても元画像と圧縮復元後の画像に品質の違いが見られなかったことから、今回CFrame50の採用へと至ったもよう。


高度な条件設定を目的に設計されており、顧客からの様々な要求に応じたIPの提供が可能である。イメージセンサ、ISP、ビデオコーディング、ディスプレイなど、多種多様のアプリケーションに対応しており、今後Artosynが開発する低消費電力ドローンのプラットフォーム上でのビデオデータの記録に使用されるほか、ロボットやAR、VR向けのSocへの活用の期待が高まっている。


Chips & Media

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情報提供元: VR Inside
記事名:「 Artosyn、韓国のChips & Mediaのメモリー圧縮IP「CFrame50」をドローン用SoC等に採用