3つの新色が展開される2017年のDaydream View


昨年の末にGoogleが新しく発表したAndroidスマートフォン用のモバイルVRプラットフォーム、Daydream VR。このプラットフォームに対応するスマートフォンを挿入して使うGoogleのVRヘッドセットがDaydream Viewだ。


Daydream Viewも登場から時間が経ち、2017年の新モデルが10月4日に開催されるGoogleのイベントで登場すると予想されている。Droid-Lifeは、2017年版のDaydream Viewのものとされる画像を公開した。


2017年版Daydream View


現行モデルのDaydream View


新色


Droid-Lifeの掲載した画像によれば、新しいDaydream Viewはチャコール、コーラル、フォグの3色が展開されるという。Droid-Lifeはこの新しいデバイスに関する詳細情報を得ていないようだが、2016年モデルにはなかった新色が登場することは間違いないようだ。


ヘッドセット本体だけでなく、リモコンも本体の色に合わせて3色が写っている。2016年のモデルではグレーとホワイトの2色しか用意されていなかったが、テーマカラーに合わせてリモコンもカラフルなものになるようだ。


ファブリックデザイン


GoogleのVRプラットフォームとしては多くのスマートフォンで利用できるGoogle Cardboardもあるが、Cardboardゴーグルはダンボールやプラスチックといった安価な素材で作られており、装着感はお世辞にも良いとはいえないものだった。


Daydream Viewになって最も大きく変わったところは、その布を使用した本体デザインだろう。ヘッドセット本体はジャージのような布で表面が覆われており、手触りが良い。また、ユーザの汗に対しても耐久性がある。


リーク画像を見る限り、この特徴は新モデルにも受け継がれているようだ。質感は変化しているように見えるが、2017年モデルでもDaydream Viewの本体はファブリック素材で覆われている。


表面の弾力感はより強くなったようにも見え、本体の耐久性を高めるために素材の変更が行われたとも考えられる。装着感もより良いものになっているかもしれない。


材質は不明だが、Droid-Lifeはジャージ素材からナイロン素材に変更されるのではないかと推測している。


価格上昇


外観は現行モデルから大きく変化していない2017年版のDaydream Viewだが、価格は99ドル(1.1万円)とされている。現行モデルは79ドルなので、20ドル(2,200円)の値上げだ。日本人の感覚で言えば、1万円以下だったものが1万円を少し越えるくらいになってしまっている。


それでもモバイルVRヘッドセットとして特別高いわけではないのだが、何らかのスペックアップが図られていることを期待してしまう価格だ。単に展開カラーを増やしただけではなく内部のアップグレードが行われていると思われるが、詳細は不明となっている。


Daydream VRへの期待


対応機種も増えたDaydream


対応機種


Daydream VRには、あまり対応機種が多くないという弱点がある。自社のGalaxyスマートフォンにしか対応しないサムスンのモバイルVRプラットフォームGear VRに比べれば選択肢は多いが、それでも11機種しかない。


「2017年は11機種」と発表されているので来年以降数が増えることも考えられるのに加えて、Daydreamに対応する独立型のヘッドセットもHTCから発売される予定だ。Vive Focusが登場すれば、Daydreamプラットフォームを利用するユーザが一気に増えるかもしれない。


サードパーティのVRヘッドセット


Googleの新しいDaydream Viewは現行モデルよりも価格が上がっているとはいえ、100ドルだ。おそらく大きな新機能の追加はなく、現行モデルからのシンプルなスペックアップの枠組みに収まる製品になるだろう。


一方で、Vive FocusにはGoogleのトラッキングシステムWorld Senseが採用される。このシステムにより、外部のセンサーを使うことなくHTC ViveやOculus Riftのようにユーザの移動をトラッキング可能だとされている。


価格帯からすると、GoogleはDaydream Viewを入門向けのモデルと位置づけているようだ。サードパーティからは、Daydreamに対応したより高性能なVRヘッドセットが登場するのではないかと予想できる。Vive Focus以外にも、同様の製品が開発されているのかもしれない。


 


リークされた画像や価格から、2017年のDaydream Viewは現行モデルよりも少し性能を高めたようなものになるのではないかと思われる。


一方で、年末にはHTCが開発する独立型VRヘッドセットVive Focusの発売も予定されている。Vive Focusのスペックによっては、Daydreamプラットフォームのユーザが大きく増えるかもしれない。ユーザが増えれば、このプラットフォームでのVRアプリ開発もより盛んになるはずだ。


 


参照元サイト名:Droid-Life

URL:http://www.droid-life.com/2017/09/19/new-google-daydream-view-exclusive/


参照元サイト名:The Verge

URL:https://www.theverge.com/circuitbreaker/2017/9/19/16335004/google-daydream-vr-headset-2017-announce


参照元サイト名:VR Room

URL:https://www.vrroom.buzz/vr-news/products/new-leak-reveals-googles-next-daydream-headset


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情報提供元: VR Inside
記事名:「 2017年版Daydream Viewは3色展開?価格は20ドルアップ