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同メディアによると、VIVEとOculusRiftに対応した本格ミリタリーVRFPS「Onward」がアメリカ時間9月14日から17日(日本時間9月14日16:00から18日16:00)まで、無料でゲームプレイが楽しめるようになる。
ちなみに、Steamの同ゲームのページを調べると、¥2,480という価格がつけられており、日本語版は存在しない。
「Onward」とはリアル志向の本格ミリタリーVRFPSである。
そのリアル志向は求められるゲームプレイにも影響しており、綿密な作戦、他のプレイヤーとの協力、狙撃のスキルといったものが重要視される。反対に敵味方が入り乱れた派手な銃撃戦はほぼ皆無である。
リアル志向のため、OculusRiftでのゲームプレイ時にはトラッキングセンサーを3台設置して、360°に対応した正確なトラッキングを確保しておくことが薦められる。
同ゲームは、1年以上前の2016年8月30日にアーリーアクセス版がリリースされてから、いまだに完成していないものも数多くのプレイヤーを獲得している。
ファンのなかには熱狂的なプレイヤーもいて、VIVEコントローラーをアサルト・ライフルのように改造してしまう猛者もいる。
また、非公式なリーグ戦も行われている。
同ゲームを開発しているゲームスタジオは「Downpour Interactive」ではあるが、同ゲームスタジオのメンバーはゲーム開発者のDante Buckley氏ただひとりである。
同氏は「Onward」を開発するために大学を中退し、1日14時間の開発作業を続けている。
それでもまだ完成版をリリースするめどは立っていないが、今月と来月には新しいマップの追加をはじめとしたアップデートを予定している。
SF的な世界観の設定であることが多いVRFPSのなかでも、「Onward」のようにリアル志向のミリタリーVRFPSは少ないながらも存在する。
VIVE対応VRFPS「Front Defense」のプレイヤーは、第二次世界大戦末期に敢行されたノルマンディー上陸作戦の後、フランスに上陸した連合軍の兵士たちとなって、架空のヨーロッパの街を舞台にして敵勢力であるAxisの猛烈な攻撃に対して反撃をする。
重武装の敵兵士が現れた際には身を屈めたり、飛び込んだり、武器を変えたりリロードし、手榴弾を投げ、敵の突撃に対しては固定機関銃を用いて反撃し、手強い敵兵には重火器を使って倒し、装甲車や重戦車が現れた場合にはバズーカ砲を発射したり、対地航空支援を要請することができる。
ゲーム途中、Stukaと呼ばれる自爆兵士が現れることがあり、50口径の固定機関銃で倒すなど様々な武器やアクションの選択をすることができるので、同ゲームは最初からVRが持つパワーを引き出すタイトルであり、VIVEのトラッキング機能によって、これまでで最高のVRシューティングゲームをルームスケールでプレイすることが可能だ。
FPSというと、「コールオブデューティー」シリーズのような、自由度とリアリティを追求されたものを想像するが、「Overkill VR」は「バーチャコップ」「タイムクライシス」といった、ゲームセンターでのガンシューティングを現代的に、そしてVR用にチューンアップした、固定位置での戦闘方式をとっている。
その場に居る敵を殲滅すると、同じステージ内で次の地点に移動する方式となる。
これにより、VRゲーム、とりわけ一人称ガンシューティングにありがちなVR酔いが非常に発生しづらいよう配慮された操作性となっている。
リアル志向のFPSはディスプレイゲームの世界では人気ジャンルのひとつなので、VRヘッドセットの普及に伴ってリアル志向のVRFPSが増えるのではなかろうか。
VRFPS「Onward」のSteamページ
http://store.steampowered.com/app/496240/Onward/
VRFPS「Onward」が9月14日から18日までフリーアクセスになることを報じたRoad to VRの記事
https://www.roadtovr.com/ownward-mil-sim-shooter-hosting-free-weekend-starting-thursday/
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