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Googleが先月発表した3Dモデリングツール、『Blocks』。
OculusRiftまたはHTC Viveに対応しており、VR空間でブロックを組み立てるように、自由にパーツを組み合わせて3Dアートを制作することができるツールだ。
もちろん既存のパーツを使うだけでなく自分で形を作ったり、色を変えたりといった機能も用意されている。
絵を描いたり工作をしたりするのが好きな子供や、そうした子供だったという大人にとってはいつまでも遊べるツールとなるだろう。
このGoogle Blocksを使ったコンテストでは、50ドルのSteamカードを獲得できるという。
BlocksはOculus StoreまたはSteamから無料でダウンロードできるので、ViveやRiftを所有しているならば挑戦してみるのはどうだろうか。
#BotsWithBlocks is live!! Spread the word. Let’s make some bots!
Link to kit: https://t.co/4aqUskos0h#MadeWithBlocks#gamedev#VRpic.twitter.com/F0huvFo5Lz
— Jarlan Perez (@JarlanPerez) 2017年8月14日
コンテストの応募に当たってのルールや開催期間といった詳細は、上記のツイートに添付された画像で確認できる。
このコンテストはGoogle Blocksを使って3Dモデルのロボットを制作するものなので、作品の制作に使用するツールは当然Google Blocksだ。
Perezがツイートにロボットの材料となるパーツキットへのリンクを掲載しているので、このパーツを使ってBlocksで作業することになるだろう。
ただ、応募する作品の形式は自由度が高くなっている。画像(静止画)、動画、GIF、Blocksギャラリーが作品の形式として認められており、提出用のファイルを作成するために他のソフトウェアを使って体裁を整えることは許されている。
メインツールはBlocksが指定されているが、Blocksギャラリー以外の形でファイルを作って提出するならば自分が使い慣れたツールを使うのが良いだろう。
コンテストに応募するためには、作品の公開時にハッシュタグ(#BotsWithBlocks)を付けなければならない。
Blocksギャラリーへの公開時、またはソーシャルメディアへの投稿時に上記のハッシュタグを忘れず付ける必要がある。
作品の募集期間は8月14日から8月20日までだ。
既に受付が始まっている。
GoogleはBlocksの他にも『Google Earth VR』や『Tilt Brush』といったVRアプリをリリースしている。特にTilt BrushはBlocksと同じく3Dアートの制作に使えるツールだ。
この二つのツールは、いずれも初心者でも扱いやすいという共通点がある。パソコンを使って3Dモデルを制作するには知識や技術が必要だが、これらのツールは初心者でも気軽に扱うことが可能だ。
ハンドトラッキングコントローラーによってマウスとキーボードよりも直感的に操作ができることや、ツールの種類を重要なものに絞って把握しやすくしていることがその理由として挙げられる。
それでいて、プロのアーティストでも使えるだけの機能を備えている。
Blocks単体でも3Dモデルを完成させることはできるが、ファイルの互換性が高いこともポイントだ。
Blocksで制作した作品をそのまま公開するだけでなく、VR/ARゲームのオブジェクトとして使ったり、Tilt Brushや他のツールにインポートしてさらに編集を続けたりといった利用法が考えられる。
遊びとして3Dオブジェクトを作るだけに留まらず、アプリケーションやゲームを制作する工程の一部としてBlocksを組み込むことも可能だ。
今回のコンテストでは50ドルのSteamカードが賞品として提示されているが、多くのVRアーティストが応募すればさらに規模の大きなコンテストが開催されるかもしれない。
賞品が豪華になるだけでなく、こうしたコンテストへの応募をきっかけにプロのVRアーティストやCGデザイナーが誕生することもあるだろう。
Blocksのようなツールが広まれば、デジタルアートがより身近なものになっていきそうだ。
参照元サイト名:Upload VR
URL:https://uploadvr.com/google-blocks-contest-build-robot-chance-win-50-steam-card/
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