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今回合同発表会に参加したのはLIFE STYLE株式会社、株式会社ダズル、株式会社BLUEPRINT、株式会社イメージソース、Aniwoの5社、本日はそれぞれの最新のサービスやプロダクト、会場の展示物などをご紹介させていただきます。
まずは主催のLIFE STYLE株式会社代表取締役永田氏より、開会の挨拶。
LIFE STYLE株式会社は、2014年に創業したスタートアップで、現在VRクリエイターエコシステムと3つのサービス(VRクリエイターアカデミー・VR制作ツール・VRクリエイターマッチングプログラム)を提供しています。
LIFE STYLEは創業から、Googleとパートナーシップを結んでおり、ストリートビュー屋内サービスの制作も手がけています。
VRはBtoC/BtoB共に急速な成長を見せており、アミューズメント以外にも医療や教育現場などで様々な使い方をされているので、今後もVR市場が活性化することを期待している。と話す永田氏
LIFE STYLE株式会社からは360°ライブ配信サービスの紹介。
現在はYouTubeとFacebookで360°ライブ配信が可能となっておりますが、Facebookが7月25日(米国時間)Live 360 Ready Programを導入し、4Kのライブ配信が可能となりました。
それを記念した360°世界同時配信プロジェクトでは、LIFE STYLEさんは渋谷のスクランブル交差点でのライブ配信を行い。会場では、そちらのメイキング映像も流れました。
360°ライブ配信の特徴は、リアルタイム性とコミュニュケーション。LIFE STYLEでは今後ライブ配信に加えて、配信した動画のライセンス販売とプロモーション利用もチャレンジするとのことです。
ブースでは世界未発売の4Kライブ配信カメラION360も
今回LIFE STYLEのブースでは、世界未発売のプロトタイプ4Kライブ配信カメラであるION360の展示もあり、ライブ配信のデモが行われていました。
こちらのカメラはスマートフォンに接続するタイプで、4G回線を利用して、スマートフォンだけで360°の4Kライブストリーミングか可能という事で、かなり興味深いカメラでした。
株式会社ダズルからは、コンテンツ分析・解析ツールである、AccessiVR(アクセシブル)の発表が行われました。
AccessiVRは将来性が高いVRサービスの価値を更に高め、業界を盛り上げて行く事を目的として開発されました。
今までのVRは体験してそれで終わりという一方通行だったものが、AccessiVRを利用する事によって、さらなるサービス改善や運用が行えるようになります。
ゲーム、映像、360°動画など様々なコンテンツやデバイスに対応し、ヒートマップで直感的にユーザーの視点や位置やアクションなどを確認する事ができます。
基本的には視点データや利用データから分析や解析を行いビジュアライゼーションして表示するサービスで、今後は属性データ、生体データを取得し利用できるようにする。
株式会社BLUEPRINTでは、7月に行われたVRゲームの体験イベント「VR pallet」のテストマーケティングの総括についてのお話です。
VR palletはインターネットカフェ・漫画喫茶アプレシオ新宿店にて、1組45分5,000円(アンケート回答者は2,500円)でBLUEPRINTが開発した『Magic Caster(マジックキャスター)』や株式会社ダズルが開発した『ワンマンバーガー』など8種のゲームを時間内に好きなだけ楽しめるイベントです。
1人で体験するのが不安な人のために、美人コンシェルジュを採用しプレイ方法などをコンシェルジュが優しく、教えてくれます。
今回こちらのイベントの目標であった、VRを手軽に身近に試遊できる環境の提供と実施店舗のPRというテーマについては狙い通りの一定の成果を得る事ができたようです。
自社開発のアイデアを、サービスや広告につなげていく仕組みを作っている株式会社イメージソースでは、HoloLensで使うことができる、HOLOTAMAという独自のコントローラーとGoogleのAR技術Tangoを使った新しいサイネージの紹介が行われました。
HOLOTAMAは2つの球体上のデバイスを両手で持ち操作します。
HoloLensの視野角の狭さや、インタラクションの少なさを拡張する目的で作っている。プロトタイプの段階で残念ながら会場では調子が悪く体験をする事ができませんでしたが、今後のこちらを使ったホロレンズの可能性の広がりが楽しみです。
こちらはGoogleTangoの技術をベースに使ったミックスドサイネージという、実際の空間に流れる映像を元に新しいサイネージ体験ができます。
傘を開いた映像に、GoogleTangoを通して見ると、雨が降っているような感覚を体験できる等、空間が立体的に認識されているのは、新しいサイネージ体験です。
イスラエルでネットワークや技術開発を行っているAniwoからは、イスラエル初の360°カメラのご紹介です。
高画質の3D360°カメラである、Vuze VR Cameraはリアルタイム配信こそできませんが、今までの高価な360°カメラとは違い10万円を切るという低価格、高品質が売りのカメラです。
編集ソフトもセットで提供され、簡単でハイクオリティな映像編集が可能との事です。現在はクラウドファンディングで購入可能で、次の製品ではリアルタイム配信も搭載予定です。
本日は最新AR/VR 5社合同新サービス新製品発表会・体験会に参加したレポートをお送りしました。
今後のAR/VRの進化が楽しみな発表会となりました。
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