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そんななか、数々の国際コンペティションでの優勝経験を有するプロのダイバー、海洋音響学・認知科学などの研究者らによる協力のもと、マッコウクジラの生態に特化したVRドキュメンタリー映画の制作プロジェクトが発足した。
プロジェクトメンバーは全部で7名。プロのダイバー1名、撮影カメラマン1名、雑誌編集者1名、残りの4名は研究者・エンジニアである。
ダイバーに関しては、プロとして10年の経験を有しており、世界記録保持者でもある。
一方、プロジェクトに参加した研究者の専門領域は、海洋音響学、自動音声認識・認知システム、マッコウクジラを含むクジラの発声メカニズム、クジラの音響行動、哺乳動物の気づき・コミュニケーションと、実に幅広い。なかには専門領域ではないが、VRに関心を持つ者もいる。
プロジェクトは2年前、プロのダイバーおよび撮影カメラマンの呼びかけにより発足。
ダイバーが友人と一緒に、マダガスカル島の東沖合に位置するフランス領のレユニオンからモーリシャスの間を泳いでいた時のマッコウクジラとの体験を皆に共有したいという強い思いがあった。その後、海外クラウドファンディングサイト「Indiegogo」での5万ユーロ(約550万円)を超える資金調達に成功し、GoogleのCardboard VRを使ってマッコウクジラの生態を撮影するという前代未聞のドキュメンタリー映画の制作に取り組んだ。
マッコウクジラを360°の角度から撮影したドキュメンタリー映画については、間もなく公開予定である。
参照元サイト:Indiegogo
https://www.indiegogo.com/projects/think-world-s-first-360-vr-enabled-documentary#/
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