アニメ「傷物語」のVRコンテンツが、ついにPSVRで配信となり話題になっています。


5月には、先行体験イベントで抽選で一部の幸運な一般ユーザーのみ体験できたものなのですが、今回その時の好評を受け、さらにバージョンアップしたものをなんと無料で公開中!


PSVRを持ってる人なら誰でも無料で遊ぶことが出来るので、今すぐダウンロードしましょう!


それでは早速、「傷物語VR」のご紹介をしていきます。


「傷物語VR」とは



「傷物語VR」とは、西尾維新氏による大人気小説「化物語」をはじめとする、〈物語〉シリーズ初の劇場版作品である、「傷物語」全三部作の完結編となる「Ⅲ冷血篇」ブルーレイ&DVDの発売を記念し、アニプレックスがカヤック、ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジアと共同開発した、PlayStation®VR向けコンテンツです。


「VRプロジェクションマッピング」の技術を用いてVR空間でダイジェスト形式で組み込まれた完結編の「Ⅲ冷血篇」に至るまでの傷物語の物語をVRで視聴を超えた体験として楽しめるアプリケーションです。


そんな本コンテンツの案内人として、本作のヒロインでもあり、主人公の一人とも呼べるほど「傷物語」の中でもキーキャラクターとして登場する”怪異の王”で吸血鬼の「キスショット・アロラオリオン・ハートアンダーブレード」ちゃんが登場し、VRの世界を案内してくれます。


“怪異の王”「キスショット・アロラオリオン・ハートアンダーブレード」ちゃんが大接近!全おまいらは急げ!



「傷物語VR」の魅力は何といっても物語シリーズでは大人気キャラクターの忍ちゃんこと、「キスショット・アロラオリオン・ハートアンダーブレード」ちゃんが隣に座った状態で、物語の中でもキーとなる場所、 廃校となった塾の一室で傷物語のダイジェスト映像を楽しめる。


この絶妙な距離感が凄いドキドキで、初デートで映画館に行こうものならこのような気持ちになったのではと言わんばかりの間隔でこれは素晴らしかったです。


見た目は超幼女でロリな感じの 「キスショット・アロラオリオン・ハートアンダーブレード」ちゃんですが、実際は不死身の吸血鬼なので、500歳を超えるという超絶設定もあります!!


兎に角そんな可愛すぎるロリ状態のキスショットさんと隣接どころかポジショントラッキングで密着まで出来ちゃう「傷物語VR」もう全おまいらは無料だしもちろん落としてるよなぁ!?という感じにさせてくれます。


映像コンテンツとしても革新的!シャフト的な演出をカヤックさんがVRでばっちり再現!



ある程度VRコンテンツに慣れているVRinside読者の皆さんは、ここまでの紹介だけだと、よくあるVRコンテンツだと感じてしまうのではないでしょうか?


実際、PSVRにVR空間上に映画館の様な大きなスクリーンを表示する「シネマティックモード」の機能やほかにもGearVRやDaydreamで楽しめるNetflix VR等の映像配信サービスのVRバージョンでも同様の機能で楽しめます。


無料での配信ということもあり、実際筆者自身もそのようなコンテンツにおまけとして隣にキスショットちゃんがいるぐらいのコンテンツだと鷹をくくってなめていました。


しかし、それは大きな間違えだったということにすぐに気づきます。VRプロジェクションマッピングと呼ばれる今までに聞いたことも見たこともないような技術が飛び出してくるのです!


アニメのダイジェスト映像が進行していくにつれ、映像の盛り上がりに合わせてスクリーンは飛び跳ねたり、割れたり、映像の中で投げられた大きな十字架が立体視で飛び出し、横を通り過ぎるころにはその演出に鳥肌が立ちました!


傷物語や化物語などの「物語シリーズ」では、シャフトという「魔法少女まどかマギカ」でもおなじみのアニメ会社が制作しているわけなんですが、そのシャフトは実写取り込みをうまく取り入れたり、「新世紀エヴァンゲリオン」などでも登場したような独特な演出が多く使われます。


そんなアニメの枠を超えてしまうような過激な演出がVRというフィールドで、VRのプロである「面白法人カヤック」さんが引継ぎシャフト的演出をしてくれています。


この演出の評価はシャフトのアニメスタッフからもお墨付きで、高く評価されていると話題になっています。


「傷物語VR」は単なる萌え萌えなキャラクターコンテンツとしてだけでなく、アニメーションの新たな表現の技法としてVRというメディアをうまく生かした新たな試みとしても見ることが出来るので硬派なアニメファンにこそ見てもらいたいです。


これから傷物語をそして物語シリーズを見る人にもお勧めしたい作品



「傷物語VR」は本編の傷物語三部作の二部である「Ⅱ熱血篇」の戦闘シーンをまとめたダイジェストになっています。


つまり、「Ⅲ冷血篇」を見る前に見てほしい作品ではあるのですが、そもそも物語シリーズにまったく触れてこなかった人にも実はお勧めしたいコンテンツなのです。


物語シリーズの中では、放送順にすれば最後の方に当たる傷物語ですが、物語の時系列で語れば一番最初の、いわばオリジンストーリーなので、これから物語シリーズに入り込みたい!という人には


傷物語の「Ⅰ鉄血篇」、「Ⅱ熱血篇」ときて「傷物語VR」そして、同日にDVD、blu-rayで発売された「Ⅲ冷血篇」と進めてみるのをお勧めしたいです。


勿論物語シリーズに慣れ親しんだ人でも楽しめる内容でしたので、興味のある方はこれを機にPSVRをゲットしてみてはいかがでしょうか?


ダウンロードはこちらから


Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.

情報提供元: VR Inside
記事名:「 傷物語の世界を革新的な映像表現で体感できる「傷物語VR」プレイレビュー