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前作の「サマーレッスン:宮本ひかり セブンデイズルーム」同様に、VRのインタラクションを利用したコミュニケーションゲームとなっている本作の見どころや前作との違いを中心にプレイレビュー!
今回で2人目のキャラクターそして追加DLCではなく、続編という形になるサマーレッスンについて振り返っていきたいと思います。
サマーレッスンはバンダイナムコゲームズからPlayStation®VR発売と同時に配信された育成ゲームで、宮本ひかりちゃんという女子高生の家庭教師として勉強を教えるという内容。
開発のチーフプロデューサーにはバンダイナムコゲームズではおなじみの鉄拳シリーズを手掛けた原田勝弘氏が中心で開発され、数々の魅力的なキャラクターを生み出してきた鉄拳シリーズの生みの親が作るシミュレーションゲームとしても注目度が高いです。
そして、二作目となる本作からは宮本ひかりちゃんから新ヒロインとしてアリソン・スノウというアメリカ人の金髪美女のヒロインに移り変わています。
金髪美女のアンソンちゃんはアメリカで人気の歌手で、お忍びで日本に来ています。日本でのテストがうまくいかないと母国に返されてしまいます。
日本の文化や日本語を教えてあげたり、金髪美女のアンソンちゃんとコミュニケーションをとって仲良くなっていきましょう。
前作の宮本ひかりバージョンを持っている人は衣装の引継ぎも可能で、前作をプレイしていた人でもこれから遊ぶ人でも楽しめる様になっているのも、うれしいポイントです。
前作の宮本ひかりバージョンで遊んだこともある筆者ですが、本作をプレイして感じたのは細かいマイナーチェンジで非常に没入感をより多く感じやすくなったという点です。
特にグラフィックが進化しているのは間違いなく感じ取ることが出来、前作の意外と質素だった背景と比べ、夏の暑さも感じられそうな日本家屋の庭の風景美はより、没入感を高めてくれました。
セミの鳴き声や揺れる風鈴、グラフィックだけでなくサウンド面でも背景描写は高くなっていて、キャラクターだけではなくゲーム全体でゲームに没入出来る様になっています。
本作の魅力は何といっても新ヒロインの「アリソン・スノウ」ちゃんとのレッスンを通じたコミュニケーションやちょっとしたドキドキするような展開でしょう。
前作の宮本ひかりちゃんはお転婆な女子高生という印象で、筆者的にはそこまでグッときませんでした。
本作の金髪美女のアリソンちゃんは前作とは打って変わって控えめで落ち着きのあるキャラクターで、大陸出身のおおらかさもあるという印象で兎に角キャラ描写が細かく、説明なしに今のキャラ設定を「感じ取る」ことが出来ました。
これはVRならではのキャラクターとの距離感のからくりだと思います。
始めはアリソンちゃんも前作同様にそこまで魅力的なキャラには感じられなかったのですが、プレイしていくうちにそのキャラクターの魅力に取りつかれてしまう様でした。
というのも前作ではややわざとらしく感じられたキャラクターの仕草が今回は控えめに調整されていて、キャラクターと話しているというより、生身の人間と話しているような感覚さえ味わえました。
日本に来たばかりのアメリカ人という設定の為、カタコトの日本語には賛否両論ありそうですが個人的にはそれすらチャーミングで、違和感なくプレイ出来ました。
そんな英語交じりのカタコトの日本語からはちょっと前に流行った女子の方言萌えにも通ずるものを感じとても良かったです。
筆者がプレイした感想は前作同様に7日間のレッスンで終わるゲームボリュームにはボリューム不足を感じる部分はたしかにあるのだが、追加衣装やエンディングの分岐などなど、やり込み要素もあり、問題はないように感じます。
七日間で区切るという考え方をすれば酔いや目の疲れなどVRをプレイできる肉体的な問題を解決するには程よいプレイタイムで区切ってくれているという考え方も出来ます。
一週目をクリアするのに大体一時間前後で終わらせることが出来るので、VRの疲れを感じずに何度も遊ぶことで新たな発見ができるような、そんなゲームです。
ボリューム面ではさらに、前作同様に追加のDLCも予定されていて、コンテンツの奥行きはさらに広がることでしょう。
前作同様に新しーシチュエーションでのキャラクターとのコミュニケーションなど追加DLCの展開にも期待大ですね。
アメリカ人で、日本が好きでな歌手というユニークなキャラ設定のアリソンちゃんのいわば第二のサマーレッスンがどう進化していくのか楽しみです。
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