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VirZOOMとは、VRヘッドセットと専用のフィットネスバイク「VZ Bike Controller」を使って、VRゲームを楽しみながらフィットネス運動ができるVRフィットネス・システムである。
現在用意されているVRゲームには、レーシング・ゲームや乗馬ゲームのほか、炎をはくドラゴンに乗って空を飛んだりと非現実的なシチュエーションが楽しめるものもあり、飽きることなくワークアウトが楽しめるようになっている。
対応しているVRヘッドセットは、Oculus Rift、VIVE、そしてPSVRだ。Oculus RiftとVIVEを使う場合はSteamの該当ページからゲームコンテンツをダウンロードでき、PSVRを使う場合はPlaySTation Networkからダウンロードできる。どのVRヘッドセットのコンテンツも無料で楽しむことができる。
専用フィットネスバイク「VZ Bike Controller」の価格は$399(約¥44,000)と少々高いが、アメリカからWebサイト経由で購入した場合に限り30日間の「お試し期間」が設けられる。つまり、同バイク購入後30日以内であれば、無料で返品することができるのだ。
VirZOOM社のニュースページによると、このほど同VRシステムは上記VRヘッドセットのほかにGear VRにも対応した。
Gear VRを使う場合は、同社が用意した導入ガイドページに従って同システム対応ゲームコンテンツをOculus Storeからダウンロードする必要がある。導入ガイドページには、以下のようにその手順が示されている。
以上の手順を実行して、Gear VRを使って同システムを動作させることができるようになると、モバイル型VRヘッドセットを活用することになるのでワイヤレスでVRフィットネスを行うことが可能となる。
なお現時点ではGear VRのみに対応だが、近日中にGoogle Daydreamにも対応する予定、とのこと。
さらに、通常のフィットネスバイクでもVirZOOM対応のVRゲームを楽しむことを可能とする「VZ Sensor」(トップ画像参照)の予約も開始した。
トップ画像を見るとわかるようにポケットに入るくらい小さい同センサーは、通常のフィットネスバイクのペダルに装着して使う。すると、ペダルに装着した同センサーがユーザーのペダルをこぐ動作を検知して、VRヘッドセットに写されたゲームとその動作を連動させるのだ。
同センサーがリリースされることによって、ユーザーは専用フィットネスバイクのほかに自分の慣れ親しんだバイクでもVirZOOM対応コンテンツを楽しめるようになる。また、同センサーは持ち運びできることから、普段通っているジムのフィットネスバイクに装着して使うことも可能だ。そうしたジムでの活用では、VRヘッドセットはGear VRのようなモバイル型のものとなるだろう。
同センサーは、本記事下部に示すVirZOOM製品予約購入ページから予約することができる。出荷は2017年10月を予定しているが、予約すると通常価格$99(約¥11,000)のところ$89(約¥10,000)で購入することができる。
VirZOOMをはじめとするVRフィットネス・コンテンツが形成する市場は、本メディアでも度々報じているようにゲーム以外のVR市場として有望視されている。実際、VRフィットネス・マシーンを導入したジムも現れ、VRフィットネス市場は今後も成長を続けそうだ。
VirZOOM製品予約購入ページ
https://www.virzoom.com/order/
Gear VR対応と「VZ Sensor」の予約開始を発表したVirZOOMニュースページ
https://virzoom.com/blog/introducing-mobile-virzoom-vz-sensor/
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