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Oculus VRがSamsung Gear VRにクロームキャスト(Chromecast)サポートを追加することをOculusブログで発表した。
Gear VRで見ている映像をTVのフラットスクリーンにリアルタイムでストリーミングできるようになる。
これでヘッドセットをつけてない人もつけている人と一緒にコンテンツを楽しむことができる。
クロームキャスト(Chromecast)とはもともとGoogleのHDMIドングルを使ったサービスで、Wi-Fiがあればテレビの大画面でインターネットなどのコンテンツを見ることができる。
スマートフォンやPCの画面をテレビスクリーンにミラーリングすることができ、それでYouTubeなどの動画コンテンツを簡単に楽しめるのが特徴だ。
GoogleのHDMIドングルをテレビにさすだけで使え、スマートフォン操作ができる。
今回Gear VRにそのクロームキャストサポートが追加されることで、モバイルヘッドセットで見ているものをテレビスクリーンにミラーリングすることができるようになった。
VRではヘッドセットをつけているユーザーしかコンテンツを楽しめないのが、欠点の一つとされてきたが、これでVRヘッドセットをつけていない周りの友達や家族なども、ヘッドセットをつけているユーザーと同じコンテンツがフラットスクリーンで見れるようになり、たくさんの人でVRを一緒に楽しむことができる。
また、Gear VRモバイルヘッドセットのコンテンツがフラットスクリーンで見れるようになるため、VRを試したことがない人でも気軽にVRコンテンツがどのようなものか見ることができ、初心者へのVR紹介としても使える。
Gear VRでクロームキャストを使うには、OculusモバイルアプリかAndroidのモバイルアプリをダウンロードして、キャスト対応のデバイスをつなぐだけでいい。
キャストボタンを押すだけで、モバイルヘッドセットとテレビスクリーンをつなぐことができる。
なお、このクロームキャストサポートはまだ発表されただけで、詳細は近々公開される予定だ。
Gear VR以外でのVRヘッドセット、Oculus RiftとHTC ViveではセットアップすればスクリーンにVRヘッドセットの映像をミラーリングすることができ、PlayRoom VRではソーシャルスクリーンという機能を使えばGear VRのクロームキャストと同じことができる。
Oculus Riftでは自動的にコンテンツがPC画面にミラーリングができるようになっている。
ミラーリングされないものでも、Open Broadcaster Softwareなどを使えばミラーリングができるようになるようだ。
HTC ViveではセッティングをすればVRヘッドセットの映像のミラーリングが自動でできるようになっている。
SteamVRメニューのディスプレイミラーでミラーリングの設定が可能だ。
ヘッドセットで両目に移されている映像をそのままミラーリングすることもできるが、右目が左目か、どっちの目の映像をミラーリングされるか選ぶこともできる。
PlayStation VRでのソーシャルスクリーン機能はミラーリングモードとセパレートモードの二つの種類がある。
ミラーリングモードではVRヘッドセットの映像がそのままテレビスクリーンで見れるモードで、先ほど説明したGear VRクロームキャストと同じでヘッドセットをつけてない人もVRヘッドセットのコンテンツが一緒に楽しめる。
PS VRヘッドセットの右目に映し出されるイメージをフラットスクリーン用に修正したものが2Dスクリーンに映し出される。
セパレートモードはVRプレイヤーと一緒にヘッドセットをつけてないプレイヤーも楽しめる機能で、VRヘッドセットとは別の映像とオーディオがテレビスクリーンにアウトプットされる。
PlayRoom VRのように対戦や協力ができるゲームコンテンツを、ヘッドセットをつけてないプレイヤーはDualShockコントローラーを使って、VRプレイヤーはヘッドセットで一緒に遊べる。
参照元URL: https://www.oculus.com/blog/introducing-chromecast-for-gear-vr-step-into-vr-and-stream-to-your-flatscreen/, https://blog.us.playstation.com/2016/10/03/playstation-vr-the-ultimate-faq/
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