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ロボットプログラミングは、3歳から簡単に始められるものから大人も楽しめる本格的なものまで種類が豊富で、プログラミング初心者の方にもおすすめのプログラミング教材です。
子どものうちからプログラミングをはじめることには多くのメリットがあり、小学校、中学校、高校と段階的に必修化されるプログラミング教育への導入としても役立つため、習い事としてもおすすめです。
子どもがロボットなどの動くおもちゃやプログラミングに興味があるようでしたら、まずはロボットプログラミング教材からはじめてみてはいかがでしょうか。
ロボットプログラミング教材とは、プログラムによって実際にロボットなどを操作して動かすことができる教材です。
自分のプログラムした内容がすぐに確認できるので、子どもが興味を持ちやすく、楽しみながら学習することができるのが特徴であり、ロボットプログラミング教材のメリットです。
知育おもちゃとしてもおすすめの文字入力不要で幼児でも操作しやすいものから、テキスト言語でプログラムする本格的なロボットまで種類が豊富です。
それでは、「幼児向け」と「小学生向け」に分けてそれぞれにおすすめのロボットプログラミング教材を紹介します!
それではまず、幼児が遊びながら学べるロボットプログラミング教材を3つ紹介します。
幼児向けのものはWi-Fiなどのネットワークやパソコン、タブレット等が必要なく、簡単にはじめられるものが多く揃います。
コード・A・ピラー ツイストは、幼児(3歳~6歳)の子ども向けの芋虫型プログラミングロボットです。
マテル社のベビー・プリスクールのおもちゃブランド、「フィッシャープライス」によって開発されました。
プログラミングの際に文字の入力を必要としないので、幼児の子どもでも簡単に、かつ、楽しみながらプログラミングを学習することができます!
コード・A・ピラーは乾電池式のロボットで、芋虫のように自走します。
芋虫の胴体部分が関節ごとに外れるようになっており、胴体部分のパーツのそれぞれに「前進」、「右折」、「左折」などの命令を持たせることができます。
これら胴体部分パーツをつなげ変えることでコード・A・ピラーの動きを変化させることができます。
さらに、子どもが考えたプログラムによって胴体部分のパーツを光らせたり、音を鳴らしたり、楽しく遊びながらプログラミングを学べる知育玩具となっています。
例えば、コード・A・ピラーが障害物を避けて走るにはどのようにしたらよいか、付属のゴールプレートを置いた場所に向うにはどうしたらよいかなど、手先を使いながら組み替えたり、走らせてみたり、子ども自身が考えて動かします。
この体験はプログラミング的思考を育むことにつながるでしょう。
Cubetto(キュベット)は、手を使って遊ぶ木のおもちゃ型のコーディングキットです。
キュベットと一緒に冒険することで、子どもたちはプログラミングの基礎を身につけることができます。
この教材の特徴は、テキスト言語などの子どもには複雑な手段を一切使わずに、LEGOのようなブロックを組み合わせることでロボットを動かせる、という点です。
各ブロックに命令がそれぞれ1つずつ組み込まれており、それらを組み合わせボードにはめることでキュベットに指示を出します。青い実行ボタンを押すと作成したプログラム通りにキュベットが動き出します。
魅力的なワールドマップとストーリーブックによって子どもの学習意欲が高まり、楽しく遊びながら学習ができます。
これからを生きる現代の子どもにとって重要なスキルの一つであるプログラミングを、子どもたちが分かりやすい形で身につけることができます。
PETS(ペッツ)は、方向ブロックをロボットの背中に挿し込んで、子どもが作成した命令通りに動くプログラミング学習ロボットです。
マス目状の特性シートの上を、ときには障害物をよけながらスタートからゴールへと動かしていきます。
PETSでは、パソコンなどに難しいコードを打ち込む学習方法ではなく、実際にロボットに触れて動かし、楽しみながらプログラミング的思考を学ぶことができます。
また、ロボット自体が簡単な作りとなっているため、単三電池4本があればすぐに学習を開始することができます。
保護者や教育者など教える側にも負担なく、大人も一緒になってプログラミング体験ができるロボット教材です。
次に、小学生はもちろん中高生から大人まで、楽しみながらプログラミングを学習できるロボット教材を7つ紹介します。
embot(エムボット)はNTTドコモが開発したプログラミング教育用の教材ロボットです。
専用のアプリをダウンロードして、そのアプリからプログラミングを行い、embotを動かすことができます。
ビジュアル言語を使っての直感的なプログラミングですので、子どもたちだけでなく教える側である先生や親御さんにとってもプログラミング学習の導入がしやすい教材です。
教材の外装はダンボールで簡単に加工しやすく、外装ダンボール,embotコア,ブザー,LEDライト,サーボモーターを自由に組み合わせて、いろいろな活用を考えることもできます。
直感的なプログラミングで論理的思考力を養うことができ、子どもたちの自由な発想、想像力を高めることも期待できます。
公式サイトではembotを活用した様々な指導案や動画が公開されていますので、ぜひそちらも参考になさってください。
kurikit(クリキット)の代表的なプロダクトは「ココロキット」と呼ばれるロボットプログラミング教材です。
こちらは、同社のヒット商品である「ユカイな生きものロボットキット」の拡張キットとして販売されています。
子どもが工作のように自分で組み立てて作ったロボットを、ビジュアルプログラミングやテキスト言語のJavaScriptによって記述したプログラムで動かすことができます。
シンプルな構成で専門的な知識がなくても簡単に操作することができ、プログラミングでロボットを動かしながら楽しく学ぶことができます。
kurikitのコースには、初級と上級があり、初級のコースでは直感的にプログラミングができる「ビジュアルプログラミング」を、上級コースではプロのエンジニアも使っている「テキストプログラミング」に挑戦できます。
toio(トイオ)には、パソコン不要でカードを使ってゲーム感覚で楽しめるものから、本格的なテキスト言語で自由にプログラミングを行えるものまで、幅広くプログラミング学習コンテンツが用意されています。
プログラミングの基本を遊びながら身につけることができ、ステップアップしていく中で枠に囚われない動作を自由に作ることができます。
toioでは、初級コースとして「GoGo ロボットプログラミング ~ロジーボのひみつ~」というコースがあります。
これは、プログラミングの基本要素「順次、分岐、反復」が楽しみながら身につく冒険絵本を作成していくコースとなっています。子どものプログラミングによって、絵本の上をかわいいロボットが動きまわります。
また、初中級コースとして、ビジュアルプログラミングアプリ「toio Do」が用意されています。
こちらはパソコンやタブレットを使ったビジュアルプログラミングにステップアップします。しかし、いきなりプログラムを作成しなくても、サンプルプログラムを使用してロボットの動き試すことから始められます。ブロックを組み換えて改造することでオリジナル作品を作ることも可能です。
さらに、上級コースとして、toioコアキューブというものが用意されています。
キューブを使い、JavaScriptなどのテキスト言語でより実践的なプログラミングが体験できます。
LEGO®BOOST (レゴブースト)では、LEGOで作ったロボットをプログラミングによって動くおもちゃに変身させながら、楽しくプログラミングを学ぶことができます。
障害物のあるコースを移動させたり、シューターで的に命中させたりなど、子どもが興味を持ちやすい内容になっています。
LEGOが行う動作には、ジョークやダンス、ビートボックスなど面白い機能も豊富に用意されていますので、お友達と一緒にゲームをしているようにプログラミングを学べます。
アプリには60種類以上のアクティビティがあり、プログラミングのブロックを集めながら基本的なプログラミングのスキルを身に付けることができます。
さらにアプリのクリエイティブキャンバスという機能でオリジナル作品を組み立てることもできますので、さらに発展的なプログラミングを作成することも可能です。
Makeblock Co., Ltdが開発したmBot(エムボット)は、光センサーや超音波センサー、ブロックやタイヤなどがセットになっています。
いろいろな機能が入っているためプログラミング技術だけでなく、センサーの仕組みやロボットの構造なども学ぶことができます。
これらのセンサーやロボットをmBlockで作ったプログラムで動かすことで、試行錯誤してロボットの動きを考える経験が生まれます。
さらに、mBlockで作成したプログラムを、現在多くのシステムエンジニアが活用している非常に汎用的なテキスト言語、Pythonや、Arduino言語のプログラミングコードに切り替えることもでき、より実用的な製品であるといえます。
KOOV®(クーブ)とは、ブロックで自由な「かたち」を作って、それらを「プログラミング」することでさまざまな「動き」を与えながら学ぶロボット・プログラミング学習キットです。
ロボット制作の体験によって、子どもたちの探究心や創造力、未来を切り拓く思考力を育むことができます。
下記の3つのステップを子どもの理解や成長に合わせて選択することができますので、プログラミング初心者の子どもでも安心して挑戦できます。
STEP 1「ロボットレシピ」を真似る
お手本となる「ロボットレシピ」を見ながら、いろいろな作品を制作して、ロボットとして動かしてみるところからプログラミング学習を始めます。
STEP 2「学習コース」で体系的に学ぶ
流れに沿ってロボットを作るためプログラミングを徐々にマスターでき、確認クイズで学習を振り返りながら、少しずつロボットプログラミングを理解することができます。基本的な組み立てとアプリの操作を学習できるコースも用意されています。
STEP 3「自由制作」で子ども自ら発明する
ブロックの組み立てと、そのプログラミングの流れを一通りマスターした後で「自由制作」を行うことで、オリジナル作品づくりに挑戦することができます。
作成したロボットプログラミングの写真・動画を共有して世界中の人々に評価してもらうこともでき、新たなロボット制作のアイデアを生み出すことができます。
ArtecRobo2.0(アーテックロボ2.0)は、日本の学校教材メーカーである株式会社アーテックが開発したロボットプログラミング学習教材セットです。
縦、横、斜めに自由につながるブロック、モーターやセンサーなどのロボットパーツ、プログラミングソフトを使用して、ロボットの仕組みとプログラミング技術を学ぶことができます。
パーツ説明も親切で、ブロックの組み立ては工具やネジ、接着剤などを使わずに行うことができ、ロボットパーツを接続する際に付属コードの配線が見えるので、子どもがどう配線したらどう動くのかを実感しやすい構成となっています。
プログラムを作るソフトは、パソコン用では「Studuino」、iPad用では「Tickle for iPad」があります。
どちらも画面上で命令をブロックのようにつなげて並べるビジュアル言語方式なので、低学年の子どもでも無理なく学習を開始できます。
さらに、児童用テキストや教員用指導書が付属しているので、子どもがテキストを参考に予習・復習をすることができます(WEBでも公開)。
ここからはロボットではないが人気のタンジブル教材を紹介します!
タンジブルとは形のないもの(命令、情報、プログラムなど)を、直接触ることができる形のあるものとして操作できるタイプの教材を指します。
ロボットプログラミング教材よりもお手頃で始めるハードルが低いので、ぜひ参考にしてくださいね。
※micro:bitはmicro:bitV2にバージョンアップされています。
BBC micro:bit(マイクロビット)は、イギリスの公共放送局「BBC」によって開発された教育用コンピュータで、イギリスをはじめ多くの国の子どもたちがBBC micro:bitでプログラミングを学んでいます。
クレジットカードよりも小さいサイズの電子基板にセンサーやLEDといったなどさまざまな機能が搭載されているにもかかわらず、その価格は非常に安価です。
センサーやLEDの他にも、コンパス、無線通信機能、加速度センサー、温度センサーなどの搭載されていて、子どもたちが作った段ボールやペットボトルのおもちゃに心臓部としてこのmicro:bitを入れることで、自作のおもちゃを動かすことができます。
micro:bitで学ぶプログラミングでは、マイクロビット本体のほか、プログラムを書くためのパソコン、データを転送するケーブルなどの周辺機器を扱うため、子どもが技術に触れる機会を増やすことができますよ。
Toy-Conガレージ(トイコンガレージ)は、Nintendo Switchを使って行うビジュアルプログラミング学習教材です。
Toy-Conガレージでは、Nintendo Labo の付属のToy-Conを作って遊ぶほかに、オリジナルのToy-Conのプログラム「発明」に挑戦することもできます。
入門動画がYouTubeの任天堂公式チャンネルにて公開されているので、専門知識がなくても簡単に操作が可能です。
Toy-Conガレージでは、タッチスクリーンを使って指で直感的に作業できるので、子どもやプログラミング初心者でもキーボードでコードを書く必要がなく、プログラミング学習の導入としてもおすすめです!
YouTubeの任天堂公式チャンネルでは「バラエティキット」に含まれている「ラジコンカーToy-Con」と「紙人形Toy-Con」を使ったものや、本体に加えて輪ゴムを使った「輪ゴムギター」など、作例が豊富に紹介されています。
ですが、工作は必須ではないのでJoy-Conだけを使用してプログラミングを始めることもできますよ!
子どもがあれこれと工夫することで、「あそび」とはまた別の手触りや反応といった「体験」を作ることが可能となっているプログラミング学習教材です。AND、NOT、カウンター、タイマーなど、一般的なプログラミングの概念に通じる機能が詰まっていて学習教材としても質が高いと言えます。
MESH(メッシュ)は、ソニー株式会社が開発した、小さな「電子タグ」型のプログラミング学習教材です。
USBメモリを一回り大きくしたような形状で、スマートフォンやタブレット、Windows10上のアプリを使ってプログラミングが行えます。
アプリは画面上のアイコンを組み合わせてプログラムを作成する「ビジュアルプログラミング」形式になっており、子どもやプログラミング初心者でも直感的なプログラミングが可能です。
MESHには「LED」、「ボタン」、「人感」、「動き」、「温度・湿度」、「明るさ」、「GPIO(拡張)」の7種類の電子タグがありそれぞれを組み合わせることで色々な機能が実現できます。
MESHではプログラミングしてできたものを「レシピ」と呼び、そのレシピを作成する際に何を作るか、どの電子タグを組み合わせるかなどを子どもが考えながら、意図した仕組みを完成させるので、自然とプログラミング的思考が身に付きます。
複数のMESHの組み合わせけでなく、身近にあるモノをMESHとスマホなどの通信機器と組み合わせ、「モノ」に通信機能をもたせる、いわゆるIoT(Internet of Things)を子ども自身で作り上げることもできます。
例えば、ドアにMESHを取り付けてドアが開いたという動きを感知し、さらにその情報をスマホに送り、人が来たことを知らせるレシピを作ることで「ドアのIoT化」が実現可能です。
もっとプログラミングの学びを深めたい子どもには、習い事として「プログラミング教室」がおすすめです。
オンライン教材だけでは、子どもがひとりで学ぶにはモチベーションが続かない、遊び感覚で終了してしまうなど、どうしても限界があるからです。
テックアカデミージュニアは、全国に教室を展開する小中高生向けプログラミング教室です。
通いのオフライン教室の他に、カリキュラムとアクティブラーニングのハイブリット学習で子どもたちの学びを最大化する、オンライン教室も展開。自宅にいながらプログラミングの効率的な学習が可能です。
テックアカデミージュニアのカリキュラムは動画とWebテキストで構成されており、子どもたち一人一人が自分のペースで学習を進めることができます。
気になる方は自宅からオンラインで無料体験学習ができますので、ぜひお試しください。
受講対象:7歳~(推奨)
受講対象:9歳~(推奨)
オンライン教室対応
受講対象:10歳~(推奨)
オンライン教室対応
受講対象:11歳~(推奨)
オンライン教室対応
受講対象:11歳~(推奨)
オンライン教室対応
受講対象:11歳~(推奨)
受講対象:9歳~(推奨)
以上のように、テックアカデミージュニアではビジュアル言語を使用した初級、中級コースからテキスト言語を使用してWebアプリやゲームアプリが作れる上級コースまでステップアップで学ぶことができます。ロボットプログラミング教材を使用するコースもありますよ。
プログラミング教育を始めてみたいけど、何から始めたらいいかわからない、独学ではなかなか続かない、という方はぜひ試してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
この記事では、人気の子ども向けロボットプログラミング教材10選を紹介しました。
ロボットプログラミング教材は、専門知識がなくても簡単に始められるものが多く、これからプログラミング教育を始めたい子どもにピッタリです。
プログラミング学習にはたくさんのメリットがあるので、最後にプログラミング学習で身に付く力/スキルをまとめておきます。
プログラミングはこれからの社会を生きる子どもたちにとって、必ず役に立つスキルとなります。
興味がある子どもたちにはぜひ、学びの機会を与えてあげましょう!
この記事が子どもたちの成長や可能性を広げるきっかけになれば幸いです。
The post 人気の子ども向けロボットプログラミング教材10選 first appeared on TechAcademyマガジン.