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同時にJavaでプログラミングできる技術者や開発者も多く求められており、就職・転職市場ではJavaを扱える人材の求人が他言語と比較してダントツに多くなっています。
世にいる多くのJava技術者の中で、資格を取ることでどのようなメリットがあるのか?、また資格ではカバーしきれないことは何か?を解説します。
ぜひ試験を受ける前に知っておきましょう。
まず、Javaの代表的な資格をご存知でしょうか?
Javaにまつわる代表的な資格としてオラクル社が提供するOracle資格認定制度のJava認定資格(Java SE8)、サーティファイが提供するJavaプログラミング能力認定資格が挙げられます。この記事では、「オラクル社が提供するJava認定資格」にフォーカスを当てています。
この資格はJavaの本当に基礎の部分から応用的な部分まで幅広く網羅されています。逆に言えば現場ではあまり使われない基礎的な知識であっても、試験としては問われる可能性があるということです。
それらは、プログラミングをする上で基本・根幹となる部分なので現場では使われなくても必要な考え方や知識である、ということですね。
実際、プログラミングを中心にされている方はそのような基本知識が先行してしまい、基礎的な部分で逆に失点してしまったという話もありますが、試験を受けることでご自分の知識の幅や理解しきれていない箇所を浮き彫りにすることができます。
資格を取ることは社内よりも対外的な部分に特に有用です。社内の様子は常に同僚や上司に見られているため資格の有無に関わらず、ある程度評価されていたり実力は認識されています。
しかしながら、対外的な部分はそうもいきません。いくら社内で頑張っていようと、実際に実力があったとしても客観的な指標がなければ説得力に欠けます。そんなときに有用なのがJavaの資格を取得してしまうことです。
ベンダー資格とはいえ、Javaの提供をしているOracle社の資格ですので対外的な信頼度は一気に上昇します。
また、取得した資格だけをアピールするだけでなく、その資格を取得する努力・1つのものをやり遂げる力があるということを証明する点においても有効です。特に、就職・転職を視野に入れている方は自分のアピールポイントの1つとして活用することができるでしょう。
オラクル社が提供するJava認定資格には3つのグレードがあります。
この資格は実際に仕事などでJavaを書くほどでは無いけれども、Javaが採用しているオブジェクト指向プログラミングに対する理解はできている層が対象となります。
Javaという言語を学びだした人が理解しておくべきことが内容として問われており、しっかりと勉強すれば一発合格も可能でしょう。
シルバーになると一般的なJavaのことは理解しているプログラマ向けの試験となります。Javaの基本的な文法とクラスやインタフェースなどのオブジェクト指向の理解が十分に出来ているかが主な出題内容となります。また加えて、ラムダ式の書き方やJava特有のAPIの仕様が正しく理解出来ているのかも合わせて問われます。
プログラムを中心に仕事をしてきた人は、実務ではあまり使われない基礎部分が疎かになりやすいので、過去問などで知識の抜け漏れが無いか確認してみてください。ここを疎かにしていまうと高難易度の問題は解けるのに2-3回受験することになってしまいます。
Javaに関する資格の中で最も難しいのがこのゴールド資格です。内容としてはJavaの実際のコードを書くだけではなく開発に必要な汎用的なプログラミング知識まで問われます。
また設計者が作り出しものをJavaの機能を使ってどのように実装していくのかを考える能力も問われるため非常に高難易度となっています。コレクションAPIやファイルI/O、並行処理などのコアライブラリ部分から新機能まで幅広く出題対象となっています。
即戦力を求めている中途採用界隈ではJavaに関する資格を持っているということで一定のスキルがあることは証明できます。
しかしながら、実務と資格の取得で必要な知識には多少なりとも乖離があります。というのも、現場ではどうしても臨機応変な対応を求められたり、エラーが発生した際にその原因を突き止める力などもセットで求められるためです。
そのため必ずしも資格を持っているからといって転職が成功するとは言い切ることはできません。やはり管理しているシステム、開発しているシステムに対して即戦力として入ってもらえるかが一番重要となってきます。
ここまで資格に関するお話をしてきましたが、何より大切なのは座学だけでなく、まずは「使えるスキル」を身につけることです。
また、実践を通して得た知識やスキルは、実務に役立つと共に資格を取得する際にも有効に働くはずです。
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