- 週間ランキング
TOKYO, Jul 14, 2023 - (JCN Newswire) - 日立Astemo株式会社(以下、日立Astemo)の交差点や単路での衝突被害軽減ブレーキに対応した広角ステレオカメラによるセンシングシステムが、いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)の新型エルフに採用されました。安全装備が一層充実した新型エルフには、国内小型トラックでは初搭載となる、前方からだけでなく交差点での右左折時の衝突被害軽減ブレーキ*1を搭載し発売されています。
交通事故を防止する有効な対策として国土交通省では、乗用車だけでなく、トラックなどの商用車への衝突被害軽減ブレーキの義務化を推進しています。トラックによる事故は年々、減少しているものの、対人死亡事故の6割が車両の単路走行時、さらに4割が交差点内右左折時に起きており*2、広い視野角をカバーできる衝突被害軽減ブレーキの必要性は高まっています。
いすゞにおける商用車の豊富な知見により、交差点内右左折時の衝突軽減ブレーキ実現に向けたトラック特有のユースケースの想定と、その対応に必要な仕様設定を当社が受け、いすゞ向けセンシングシステムの開発を進めました。このたび、新型エルフに採用されたステレオカメラによるセンシングシステムには、検知範囲拡大を可能にした120度広角ステレオカメラが用いられています*3。この広角ステレオカメラをトラックの安全装備として広く採用されるミリ波レーダーの検知情報と連携させ、交差点ブレーキ対応を可能とする新開発の制御ソフトを実装することで、より高精度な広角検知を実現し、交差点や単路における衝突被害軽減ブレーキを可能とするセンシングシステムとなっています。
今後も日立Astemoは、商用車メーカーにおける、高度な先進安全運転支援技術を通した車両の安全機能を拡張するニーズに対応し、ステレオカメラなどセンシング製品の採用拡大を図っていきます。
日立Astemoは、パワートレイン&セーフティシステム事業をはじめシャシー事業、モーターサイクル事業、ソフトウェア事業、アフターマーケット事業から成る戦略的な事業ポートフォリオにより、事業強化と技術革新に取り組んでいます。「グリーン」、「デジタル」、「イノベーション」を軸とした成長をめざし、排出ガスを低減する高効率な内燃機関システムと電動システムでより良い地球環境に貢献し、自動運転や先進運転支援システム、先進シャシーシステムで安全性・快適性を向上させていきます。このような先進的なモビリティソリューションの提供を通じて、持続可能な社会の実現とともに、お客さまの企業価値の向上に貢献していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2023/07/0714.html
日立製作所について
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は10兆8,811億円、2023年3月末時点で連結子会社は696社、全世界で約32万人の従業員を擁しています。 https://www.hitachi.co.jp/
Copyright 2023 JCN Newswire. All rights reserved. www.jcnnewswire.com