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TOKYO, Oct 5, 2022 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は、台湾の長春人造樹脂廠股※有限公司(Chang Chun Plastics Co., Ltd.:以下「長春人造樹脂」)向けに、H-25形ガスタービン1台を受注しました。同社が高雄市で運営する大発工場で新たな高効率の天然ガス焚きコージェネレーション(熱電併給)設備を担う中核機器となるものです。出力は約3万kWで、2023年冬頃の運転開始を予定しており、同工場に電力および製造プロセス用蒸気を供給します。当社が台湾向けにH-25形ガスタービンを納入するのは、今回が初めてとなります。
長春人造樹脂の大発工場は、高雄市中心街東方(大寮区)の工業団地にあります。本件は既存の重油・石炭焚きボイラー設備を代替するもので、CO2排出量削減に向けた世界的潮流と台湾のエネルギー政策転換を受け、高雄市当局の石炭消費削減要請に応えて進めるプロジェクトの一環です。
当社は、H-25形ガスタービン本体・補機の納入、機器の据え付け、試運転等のサポートに向けた技術者派遣を行います。
長春人造樹脂は、台湾の有力石油化学コングロマリットである長春集団(Chang Chun Group)の中核会社です。長春集団は台北市に本社を構え、台湾をはじめ世界各地に多数のグループ会社や工場を有している企業です。
当社は、1984年から長春集団の工場の発電・コージェネ設備に、蒸気タービン9台、ボイラー5缶等の主要機器を納入しています。また、納入後の機器に対するアフターサービスや各種ソリューションの提供を継続して行っており、今回の受注は、こうした実績に裏打ちされた信頼と長期にわたる両社の良好な関係が高く評価されたことによるものです。長春集団は今後もガスタービンの導入を計画しており、当社は本件を含め計4台のH-25形ガスタービン納入に関する大枠合意を結んでいます。
H-25形ガスタービンは、長時間の運転実績により高い信頼性が確認されたヘビーデューティ型ガスタービン(注)で、1987年の初号機受注以来、国内外で190台を超える豊富な実績と運用を誇っています。ガスを直接ボイラーで燃焼させる従来の熱電併給設備に比べ、プラントの高効率化とCO2の削減に寄与し、分散型電源分野における石炭からガスへの転換や将来的な水素燃料への移行などを見据えた、エナジートランジションの強力な切り札といえます。
三菱重工は今後も、国内外の産業用自家発電・コージェネ等の分散型電源市場で一層積極的な活動を展開し、各国・地域の産業基盤強化およびエネルギー環境負荷軽減に貢献していきます。
※は人偏に「分」
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/22100501.html
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。 www.mhi.com/jp
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