Toyota City, Japan, Sep 12, 2022 - (JCN Newswire) - 9月11日(日)富士スピードウェイで2022年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第5戦富士6時間の決勝レースが行われ、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のハイパーカー GR010 HYBRID2台が1-2フィニッシュを飾りました。

2019年以来、3年ぶりの開催となったWEC富士ラウンド。世界チャンピオン獲得のためにも必勝態勢で臨んだTGRは、ハイパーカーGR010 HYBRIDにとって初レースであり、ル・マン24時間の勝利を持って臨んだ凱旋レース「ホーム」富士でのWEC戦を見事な勝利で祝いました。

セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレー、平川亮の3名が駆るGR010 HYBRID 8号車は、6時間にわたる完璧なレース運びで、第3戦ル・マン24時間に続く、今季2勝目を挙げました。この勝利は、TGRにとってホームコースである富士での現行WEC戦で、9戦中8勝目となります。

2021年のWECチャンピオンである小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの駆るGR010 HYBRID 7号車は8号車に続く2位でチェッカー。TGRは全6戦で戦われる2022年シーズンの第5戦富士ラウンドを、完璧な戦いぶりで1-2フィニッシュという、チームに取ってこれ以上ない結果で終えました。

ホームレースで最多ポイントを獲得したTGRは、マニュファクチャラーズタイトル争いで、今大会3位に終わったアルピーヌとの差を26ポイント差に拡大。また、優勝した8号車のドライバーは、ドライバーズランキングでもトップと同点で並び、最終戦でチャンピオンを決することとなります。

朝から快晴に恵まれ、レース日和となったこの日、午前11時にグランドスタンドの熱狂的な母国ファンに見守られる中、小林可夢偉が駆る7号車がポールポジションから隊列を率いて6時間のレースをスタート。序盤は小林の7号車が、2番手スタートのブエミの8号車との僅かな差を保ったまま周回を重ねていきました。

1時間が経過したところで数秒差のまま2台はピットへ向かい、左側の2本のみタイヤを交換し、1-2体制は維持したままコースへと復帰。しかしその後まもなく、ペースの勝る8号車のブエミが64周目に7号車の小林をかわし、2台の順位が入れ替わって8号車が首位に立ちました。

2時間を経過したところで7号車はロペス、8号車はハートレーへとドライバーチェンジ。この2度目のピット作業を終えた時点で、2台の差は6秒ほど。そして、3位につけるアルピーヌ36号車には50秒ほどの差をつけていました。

首位を行く8号車のハートレーは好ペースでの走行を続け、2位で追うロペスの7号車との差をじりじりと拡大。レースが折り返し、最後のドライバー交代となる、残り2時間の時点で、8号車と7号車の差は約30秒まで拡大していました。

首位8号車の最終スティントのバトンを受けとったのは、今季、スーパーフォーミュラでここ富士での勝利を飾っている平川。7号車のコンウェイとの2台のGR010 HYBRIDは、この時点で3位のアルピーヌ36号車に対し、ほぼ1周の差をつけており、最後の2時間はリスクを犯すことなく、着実にポジションを守ったまま2台揃ってチェッカーを受けるべく、ペースをコントロールしながらの走行となりました。

そして6時間が経過し、一度もセーフティカーやフルコースイエローの出なかった232周を走り切った平川のドライブする8号車がトップでチェッカー。TGRにとっての今季3勝目、また、2012年以来通算75戦目の現行WECで37勝目を挙げました。7号車のコンウェイも8号車と同一周回、1分8秒382遅れの2位でチェッカーを受け、チームは今季2度目となる1-2フィニッシュを果たしました。

マニュファクチャラーズ、ドライバーズのどちらも、タイトル決定はシーズン最終戦となる次戦バーレーン8時間で決されることになります。中東バーレーン・インターナショナル・サーキットを舞台とする最終戦は、11月12日(日)に決勝が行われます。

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情報提供元: JCN Newswire
記事名:「 TOYOTA GAZOO Racing、「ホーム」富士でのハイパーカー初レースで1-2フィニッシュ