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TOKYO, Dec 16, 2020 - (JCN Newswire) - Arcelik A.S.(CEO:ハカン・ブルグルル/本社:トルコ共和国イスタンブール/以下、アルチェリク)と、日立グローバルライフソリューションズ株式会社(取締役社長:谷口潤/以下、日立GLS)は、合弁会社設立に合意し、株式譲渡契約を締結しました。本契約では、日立GLSが新会社を設立し、日本国外の白物家電事業を移管するとともに、その株式の60%をアルチェリクに譲渡することなどを定めています。今後、両社は2021年春の合弁会社設立をめざして必要な手続きを進めます。
アルチェリクと日立GLSは、両社の強みをいかし、競争力のあるサプライチェーンを構築します。また、新たな市場への参入、取扱製品の拡大、販売能力の向上により、成長機会を創出します。
譲渡価額は、移管する事業の事業価値の60%である3億ドル(約315億円)です。最終的な譲渡価額は新会社設立時の純有利子負債、純運転資本および少数株主持分の調整を通じて確定した額となる予定です。
アルチェリクは、欧州を中心に世界145カ国以上で家電事業を展開しており、近年、南アジアなどでも力強い成長を実現しています。一方、日立GLSは、東南アジア、中東地域を中心に白物家電事業を展開し、ハイエンドブランドとして高く評価されています。両社はそれぞれの販売地域と製品ラインアップが補完的であり、協業によって高い経営シナジーを創出できると判断し、今回の合意に至りました。合弁会社は、日本国外における日立ブランドの白物家電製品(冷蔵庫、洗濯機、掃除機など)の製造と販売を行い、アフターサービスを提供します。
合弁会社には、日立GLSの海外グループ会社12社(製造会社2社と販売会社10社、従業員約3,800名、売上高1,000億円超)が移管されます。両社の販売網を活用し、東南アジア、中東に加えて、欧州、南アジア、アフリカ市場でも日立ブランド製品の販売を拡大します。また、研究開発、調達機能や生産システムといった事業基盤においても、両社の知見を融合してサプライチェーンを最適化し競争力強化を図ります。
さらに、両社は持続可能な社会の実現に貢献するという事業ビジョンを共有しており、サステナビリティを戦略の中核に据え、家庭におけるエネルギー効率化を実現するソリューションなどを開発、提供することで、白物家電市場における優位性を獲得します。
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概要:日立製作所
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