TOKYO, Aug 19, 2020 - (JCN Newswire) - ソニーは、デュアルバンド測位で業界最小※1となる9mW※2の消費電力を実現した、IoT・ウェアラブル機器向け高精度GNSS(全地球衛星測位システム)受信LSIを商品化します。

位置情報を利用するIoT・ウェアラブル機器の用途拡大に伴い、GNSS受信LSIへの需要が高まっています。IoT・ウェアラブル機器は、地面や近距離にある建造物などからの反射によるマルチパス※3、手首に装着された状態での腕振りの影響など、厳しい通信環境や不安定な使用条件下においても動作させるため、測位精度や通信の信頼性確保が必要とされています。加えて、機器の大きさの制約上、バッテリーを小型化する必要がある一方で、GNSS機能利用時において、衛星信号を定期的に受信・測位するための消費電力が大きく、バッテリーの持ち時間が短いという課題があります。

本製品は、従来のL1帯に加えて、衛星の環境が整備されつつあるL5帯信号受信にも対応し、デュアルバンドでの測位が可能です。独自の測位アルゴリズムにより、ウェアラブル機器特有の厳しい環境下においても、高精度で安定的な測位ができます。また、独自開発の高周波アナログ回路技術とデジタル信号処理技術を採用することで、業界最小の連続測位時電力9mW(デュアルバンドでの受信時)を実現します。

本製品により、電源を外部から供給できないスマートウォッチなどのウェアラブル機器や、トラッカー用途などのIoT機器における、新しい商品やサービスの開発機会の拡大に貢献します。測位精度や安定的な通信が求められる、自動車向けサービスなどの幅広い用途での活用も期待できます。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/202008/20-069/

概要:ソニー

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情報提供元: JCN Newswire
記事名:「 ソニー、IoT・ウェアラブル機器向け高精度GNSS受信LSIを商品化