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TOKYO, Jul 26, 2018 - (JCN Newswire) - 株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、このたび、株式会社NTTドコモ(代表取締役社長:吉澤 和弘/以下、NTTドコモ)が運営する物流拠点「東日本マーケティングロジスティクスセンター」(以下、東日本MLC)に、センター内の自動化を支援するシステムを新たに構築し、本格稼働を開始しました。
本物流システムでは、拠点内作業の自動化を実現するマテリアルハンドリング機器*1(以下、マテハン機器)および倉庫管理システム(Warehouse Management System/以下、WMS)、設備の自動制御システム(Warehouse Control System/以下、WCS)を連携し、入荷から保管、出荷指示、仕分けや検品、出荷といった一連の作業進捗を管理するとともに、注文に対する在庫の引当・出荷指示からそれに対応するマテハン機器の制御を一元的に行うことにより、倉庫内作業の省力化のみならず、配送箱数の削減が可能となる同梱機能などを実装しました。
近年、物流業界においてはドライバーや庫内の労働者不足、長時間労働が大きな課題となっています。一方で、多様化するニーズに対応し、多種多様な商品を迅速に配送することが求められており、作業の省力化や取り扱いアイテム数の増加、物量の変動に柔軟に対応が可能な効率的な物流システムを求める声が高まっています。
今回日立は、NTTドコモが東日本エリア全体をカバーする新たな物流拠点として、2017年11月に開設した東日本MLC向けに、出荷箱数の削減による配送コストの低減やドコモショップでの荷受工数の削減を目的とした新システムを構築・納入しました。マテハン機器の導入により、物品の運搬作業、仕分け作業などの省力化を実現したほか、WMSとマテハン機器の制御を連動させることで、倉庫内作業における入荷から出荷までの工程をシームレスにつなぐ物流システムを実現しました。
物品の入出荷や在庫を管理するWMSにおいて、受発注システムからのさまざまな注文データに対して、配送先別の引き渡し時間などの制約条件を踏まえた全体の出荷計画を作成し、設備に作業指示を出します。また、システム上で携帯端末本体、付属品、販促品といったさまざまなアイテムの重量やサイズを考慮した配送先別の梱包計算を行い、WMSからWCSを介してマテハン機器へ仕分けや搬送といった作業指示を出すことで、配送先の店舗ごとに少ない箱数で異なるアイテムを効率的に同梱することを可能にします。
日立は今後も、NTTドコモのパートナーとして、日立の長年培ったOTとIT、プロダクトの実績・ノウハウをかけ合わせ、IoTプラットフォーム「Lumada」の活用を通じて、倉庫内作業の省力化や配送効率化といった物流最適化の推進を支援していきます。
また、本取り組みの実績を生かし、AIやIoT、ロボティクスといった最新のデジタル技術を活用した物流センターを高度化するサービスを提供し、幅広い業種における物流分野の課題解決に寄与していきます。
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http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2018/07/0726a.html
概要:日立製作所
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