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HONG KONG, May 8, 2018 - (Media OutReach) - Teledyne e2vは、最も先進的なアナログ-デジタルコンバータ(ADC)のEV12AQ600を発表しました。最新のADCは、シングル、デュアル、クワッドチャネルデバイスとして動作可能で、耐放射線版をラインナップに揃え、クワッドチャネルADCとして初めて宇宙用途に適した製品です。
お客様は、クワッド(1.5 Gサンプル/秒)、デュアル(3 Gサンプル/秒)、シングルチャネル(6 Gサンプル/秒モード)でそれぞれ独立、または同期してEV12AQ600を動作させるシステムを設計できます。このため、EV12AQ600は非常に高い性能を備え、高度なカスタマイズが可能で、超広帯域マイクロ波バックホールシステム、データ収集システム、テスト・計測アプリケーションに適しています。
EV12AQ600は、12ビットのADCに初めて搭載されたクロスポイント・スイッチ(CPS)を特徴としており、これにより、デバイスは4つのコアを同時に、独立、または対にして動作させ、その6 Gサンプル/秒のサンプリング速度をユーザーの希望するチャネル数で御使用頂くことが可能になります。この柔軟性によって、システム設計者は先進的なシステムを地上で開発することができ、今回初めて、耐放射線版を用いて、宇宙用途に対応するクワッドチャネルADCを使った設計が可能になります。
EV12AQ600は、マルチチャネルCPS機能に加えて、Teledyne e2vが最近発表したデータコンバータ製品群に搭載された、実績のあるチェーン同期機能も備えています。この機能により、大規模フェーズドアレイ、多入力多出力(MIMO)システムで増え続けるチャネル数に対応できます。
「EV12AQ600はデータコンバータ技術の世界における当社の画期的な製品です。」と、Teledyne e2vデータ・信号処理ソリューションマーケティング部長のNicolas Chantierは述べます。「当社のチームは、設計とパッケージングの知識を組み合わせ、当社が誇る最高の機能をわずか16×16 mmのデバイスに詰め込んだ、Cバンド対応ADCを提供します。本製品は、マルチチャネルCPS機能、チェーン同期機能とともに、卓越した性能を発揮し、多用途性に優れています。このたび耐放射線版がラインナップされることで、宇宙用途に対応する唯一のクワッドチャネルADCとなります。」
EV12AQ600は、Teledyne e2v が主導し、Thales Alenia Space、Airbus Defence and Space、Fraunhofer Instituteが支援するコンソーシアムである、INTERSTELLARプロジェクトの一環として設計されました。本プロジェクトでは、最も先進的なデーターコンバータを開発し、アナログRFとデジタル世界のギャップを埋める橋渡しを行っています。
6月18日から20日にベルギー・ルーヴェンで開催されるAMICSAにて、初の公開実証実験を行います。
詳しくは www.e2v.com/AQ600 をご覧ください。
編集者向け注記:
Teledyne e2vのイノベーションは、ヘルスケア、ライフサイエンス、宇宙、輸送、防衛、セキュリティ、産業用市場の開発をリードしています。Teledyne e2vは、完全なシグナル・チェーンのクリティカルな機能に対応する、高性能・高信頼性の半導体ソリューションを提供しています。詳しくは www.teledyne-e2v.com/semis をご覧ください。
INTERSTELLARについて
本プロジェクトは、助成合意書730165号に基づき、欧州連合の Horizon 2020 研究イノベーションプログラムから資金提供を受けました。
メディアからのお問い合わせ先:
Yuki.chan@teledyne-e2v.com | +852 3679 3652