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TOKYO, Apr 25, 2018 - (JCN Newswire) - 日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下NTT)と三菱重工業株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:宮永俊一、以下三菱重工)は、2014年4月よりNTTの研究所が持つICT(情報通信技術)分野の研究開発成果を、三菱重工のエネルギー・環境、交通・輸送等の社会インフラ関連製品や工場・現場などに適用し、新たな価値創造を目指すことを目的に、研究開発連携を推進してまいりました*1。
今回、NTTのフォトニック結晶光ファイバ(PCF: Photonic Crystal Fiber)技術と、三菱重工の高出力レーザ加工技術の融合により、kW級の高出力シングルモードレーザ光を加工に適した品質を維持したまま数十~数百メートルに渡り伝送することに成功しました。従来、1kWを超えるシングルモードレーザ光は10メートル程度しか伝送することができませんでしたが、今回の成果により伝送距離を数倍から数十倍伸ばすことができるようになります。
今日、レーザ加工技術は切削、孔空け、溶接などの手段として自動車や航空機などの製造現場でも幅広く利用されており、その利用シーンはあらゆる社会インフラ産業に拡大していくと考えられています。今回の成果は、高出力レーザ光を、精密加工に適した品質を維持したまま、業界の常識を超えた長い距離に渡り伝送することを可能にするものであり、レーザ加工技術の適用領域の拡大を加速し、ものづくりの変革をもたらす技術として期待されます。
本成果は5月23日・24日に大阪大学(吹田キャンパス)で開催されるレーザ加工学会第89回講演会*2で報告する予定です。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/story/18042503.html
概要:三菱重工業株式会社
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