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TOKYO, Nov 30, 2016 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、2016年12月2日から6日まで米国ヒューストンで開催される「第70回米国てんかん学会議(American Epilepsy Society:AES2016)」において、抗てんかん剤ペランパネル(製品名「フィコンパ(R)」、英名「Fycompa(R)」)、およびルフィナミド(製品名「イノベロン(R)」、米国製品名「Banzel(R)」)に関する最新データを発表しますのでお知らせします。
主な発表として、ペランパネルに関しては、難治性部分発作を有する日本人のてんかん患者を対象としたペランパネル併用療法に関する臨床第II相試験(231試験、233試験)の結果など、8演題が発表されます。ルフィナミドに関しては、レノックス・ガストー症候群(Lennox-Gastaut Syndrome: LGS)の小児患者を対象としたルフィナミド併用療法における安全性と認知発達効果(303試験)の最終結果報告の演題が発表されます。医療経済・アウトカム研究の3演題を加え、合計12演題の発表が予定されています。
ペランパネルは、自社創製のファースト・イン・クラスの抗てんかん剤です。てんかん発作は、神経伝達物質であるグルタミン酸により誘発されることが報告されており、本剤は、シナプス後 AMPA受容体のグルタミン酸による活性化を阻害し、神経の過興奮を抑制する高選択的、非競合 AMPA 受容体拮抗剤です。本剤は、12歳以上のてんかん患者様の部分発作(二次性全般化を含む)に対する併用療法の適応について、50カ国以上で承認を取得しています。また、12歳以上の全般てんかん患者様の強直間代発作に対する併用療法の適応について、40カ国以上で承認を取得しています。さらに、米国では、12歳以上のてんかん患者様の部分発作に対する単剤療法での使用を追加するための一部変更申請を米国食品医薬品局(FDA)に提出しています。
ルフィナミドは、てんかん発作の原因となる神経細胞の過剰興奮に関与する脳内の電位依存性ナトリウムチャネルの不活性状態を延長し、抗てんかん作用を示すと考えられています。本剤は、欧米において、LGSに対する抗てんかん薬との併用療法の適応で承認を得ております。日本では、「他の抗てんかん薬で十分な効果が認められない LGS における強直発作及び脱力発作に対する抗てんかん薬との併用療法」の効能・効果で承認を得ております。現在、ルフィナミドは、30カ国以上で承認を取得しています。
当社は、てんかん領域を重点疾患領域と位置づけ、ペランパネル、ルフィナミドをはじめ、本領域に豊富な製品ラインナップを有しており、複数の治療オプションを提供することで、てんかん患者様とそのご家族の多様なニーズの充足とベネフィット向上に引き続き貢献してまいります。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.eisai.co.jp/news/news201685pdf.pdf
概要:エーザイ株式会社
エーザイ株式会社は、研究開発型のヒューマン・ヘルスケア(hhc)企業で、グローバルに研究・製品の開発・販売活動を行っています。エーザイは、神経・精神領域を含むインテグレーティブ・ニューロサイエンス、がん治療と支持療法を含むインテグレーティブ・オンコロジー、血管・免疫反応領域の3つの治療領域に活動を集中し、世界各地にある研究、生産、販売拠点を通じて、世界の患者様に貢献しています。エーザイ株式会社の詳細情報は www.eisai.co.jp をご覧ください。