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TOKYO, Nov 4, 2016 - (JCN Newswire) - NECは、本年11月5日(土)・6日(日)に東京湾岸エリアで開催されるスポーツ大会「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2016 アジア パシフィック」(注1)において、ICTを活用した先進警備支援システムの実証実験を行います。
本実証実験では、NEC独自の映像解析技術や伝送技術を用いて、複数の競技会場のリアルタイム映像監視や、大量の映像からの特定人物の早期検知、ドローンに搭載した無線LAN中継機によるスループット(データ伝送能力)向上に取り組みます。これにより、先進警備支援システムの運用ノウハウ蓄積を図ります。
なお、本大会の競技にはNECグループ社員約300名が参加します。ボランティアには約100名が参加し、マニュアルの開発や運用体制の構築にも参画しています。
NECは2020年とその先を見据えて、先進ICTの活用による安全・安心やおもてなしへの貢献のみならず、スポーツ文化の醸成やスポーツボランティアの質の向上にも取り組んでいきます。
実証実験の内容
1.複数の競技会場のリアルタイム映像監視
複数の競技会場に設置した定点カメラやスタッフが装着したウェアラブルカメラ、ドローンに搭載したカメラなどで撮影した各映像を競技会場から離れた統合監視室に伝送・集約し、リアルタイムに統合監視を実施。NECの「適応レート制御技術」(注2)や「映像鮮明化技術」(注3)により、高画質かつリアルタイムな映像伝送や映像の視認性向上を実現。複数箇所の状況を位置情報と共に映像で把握することで、効果的・効率的な監視を目指す。
2.映像解析技術を用いた大量の映像からの特定人物の早期検知
大量の映像から特定のパターンで出現する人物を高速・高精度に検索するNECの人工知能ソフトウェア「NeoFace Image Data mining」(注4)を用いて、監視カメラ映像から複数の競技会場に出現する特定人物(特定のNEC社員のみ)を抽出・登録。監視カメラ映像から当該人物の出現をリアルタイムに検知し、不審行動を取らないか追跡。大量の映像から特定人物を早期に検知する作業の効率化を目指す。
3.ドローンに搭載した無線LAN中継機によるスループット向上
競技会場に構築した遮蔽物(建物)を含む無線LAN環境の上空に、ドローンに搭載した無線LAN中継機を配置し、監視カメラ映像を統合監視室に伝送。通信の高速化・安定化による高品質な映像伝送を目指す。
あわせて、NECはAIやIoTを用いた熱中症などの予兆検知を目指し、選手・スタッフが着用するウェアラブルセンサから取得した生体データ、事前登録した問診データ、大会期間中の体調データの関連性を検証する実行可能性調査を実施します。
NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://jpn.nec.com/press/201611/20161104_02.html
(注1)コーポレートゲームズは1980年代にイギリスで創設されて以来、世界30ヶ国60都市で開催され、これまで世界各国100万名以上が参加している市民参加型スポーツフェスティバル。「ザ・コーポレートゲームズ 東京 2016 アジア パシフィック」は、2014年、2015年に続く第3回大会として全10種目の競技、延べ1万名の参加を予定。主催はザ・コーポレートゲームズ 東京 実行委員会。
オフィシャルサイト https://asiapacific.corporate-games.jp/2016/
(注2)プレスリリース「NEC、モバイル網を利用した高画質なライブ映像配信が可能な「適応レート制御技術」を開発」
http://jpn.nec.com/press/201511/20151111_04.html
(注3)プレスリリース「世界初、NECが夜間・悪天候・遠方など見えにくい映像を鮮明化する技術を開発」
http://jpn.nec.com/press/201212/20121205_01.html
(注4)プレスリリース「NEC、防犯カメラの映像を解析し特定の人物を高速・高精度に検索するAIソフトウェアを発売」
http://jpn.nec.com/press/201610/20161031_04.html
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC 東京オリンピック・パラリンピック推進本部
E-Mail: nec_2020@biop.jp.nec.com