このニュースは、国際民間航空機関(ICAO)がモントリオールで開催した2016 World Aviation Forumで公表されました。今年のフォーラムのテーマは「持続可能な開発のための航空パートナーシップ」で、9月27日~10月7日に開催された3年に1度のICAO第39回集会の前夜に実施されました。
「Bombardierは、ICAO World Aviation Forumの会期中にCS100航空機の環境製品宣言を発表することを光栄に感じています。」と、Bombardier Commercial Aircraft社長のFred Cromerは述べました。「ICAOは、民間航空の環境への影響を一元的に軽減する協調策を主導する機関として広く知られています。Bombardierは、航空宇宙業界で初めてEPD(R)をリリースすることを誇りに思います。持続可能性は、弊社の考え方やビジネスプロセスをガイドする重要なファクタであり、C Series航空機ファミリーは、さらに環境にやさしい航空を目指す弊社のコミットメントを証明しています。サプライヤの皆様の非常に貴重な貢献に深く感謝します。」
「今回航空宇宙企業で初めてEPD(R)に登録されたことを嬉しく思います。これは複雑な製品のメーカーでも、環境パフォーマンスに関する明確なコミュニケーションを重視している場合にはEPD(R)を適用可能であることを示しています。」と、EPD International AB会長のElin Erikssonは述べました。
C Series航空機は旅客ひとり当たり100 kmにつき2リットルの燃料しか消費しません。* つまり、運用寿命を通じて各C Series航空機は、同サイズの他の航空機と比べて、大気中に放出される二酸化炭素の量を最大120,000トン削減します。これは、道路を走行する中型車が毎年32,000台以上減るのと同じです。C Series航空機は、騒音の音紋がリージョナル航空機などの小型機に近いため、都市部での運航に最適なソリューションであり、100~150座席カテゴリではもっとも地域社会にやさしい航空機です。
C Series航空機について
C Seriesは100~150座席市場セグメント向けに最適化された唯一の航空機ですので、その経済的優位性とパフォーマンスは非常に高く、単一通路型航空機の運航に新たな機会が生まれます。
C SeriesファミリーはCS100と、より大型のCS300航空機によって構成され、パフォーマンスと技術の融合を具現しています。その結果、100~150座席市場セグメントでは類のないパフォーマンスと経済性を提供し、乗客あたり18%コストを節減しますので、大型の単一通路型航空機を補完する機材候補として理想的です。航空会社は、今まで収益性が低かった路線や、運航不可能だった路線に就航できます。デンバー、メキシコシティー、ラサなど気温と標高の高い空港における滑走距離の20%以上の改善も確認されました。
International EPD(R) Systemは、製品やサービスのライフサイクル環境影響についての、自発的で透明度の高いコミュニケーションプログラムです。EPD(R)には15年以上の経験があり、31か国の認定環境製品宣言で構成されるライブラリがありますので、ISO 14025などの国際標準に基づいたB2BおよびB2Cコミュニケーションの際に信頼できる選択肢となっています。International EPD(R) Systemのプログラム運営を行うEPD International ABは、スウェーデンで登録されています。
Bombardierの本社は、カナダ、モントリオールにあります。弊社の株はトロント証券取引所(BBD)で取引されており、Dow Jones Sustainability North Americaインデックスにも上場しています。2015年12月31日締め会計年度の売上高は、182億米ドルでした。ニュースと情報は http://bombardier.com をご覧いただくか、Twitter @Bombardier をフォローしてください。