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山口大学はBIツール「Tableau」を導入し、データの可視化や分析に乗り出します。職員による学内業務の効率化や学生の満足度向上、ステークホルダーへの情報開示などに役立てる考えです。「Tableau」の導入を支援したカホエンタープライズが2024年5月15日、発表しました。
少子高齢化やグローバル化を背景に、大学を取り巻く環境は変わりつつあります。そんな中、山口大学では教育・研究活動の品質や学生の満足度のさらなる向上が必要と判断。データを効果的に活用する体制の構築に乗り出しました。その手段として、学内に蓄積するデータを可視化するBIツール「Tableau」の導入を決めました。
「Tableau」導入を支援したのがカホエンタープライズです。山口大学では、同社のデータ活用における豊富な経験や実績を評価。とりわけ小売業に精通し、Tableauを使ったデータ活用・可視化に関する実践的ノウハウを評価し、支援先として選定しました。
カホエンタープライズは具体的に、Tableauのライセンス提供、ダッシュボード画面の構築、操作のトレーニングなどを支援しました。例えばダッシュボードの構築では、学生や教員、卒業生に実施したアンケート結果を可視化できるようにしました。データをドリルダウンしたり、アンケート結果を多面的に分析したりする用途にも対応します。
なお、山口大学ではこれまで、アンケート結果はExcelを使って都度集計していました。集計するのに時間を要していましたが、「Tableau」では集計を自動化。集計にかかる作業時間を短縮できるようになったといいます。
カホエンタープライズは今後、「Tableau Prep Builder」や「Tableau Desktop」の操作方法を教えたり、トレーニング後の技術習得を支援したりする予定です。山口大学がデータを主体的に活用できるようにするための支援策を検討します。カホエンタープライズや小売業を展開するグループ会社「グッデイ」の知見をもとに、山口大学の「Tableau」活用を内製化できるための支援を進める考えです。
関連リンク
株式会社カホエンタープライズ
https://kaho-enterprise.co.jp/
国立大学法人山口大学
https://www.yamaguchi-u.ac.jp/index.html
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