豊田市とNTTデータが2025年8月22日から、地域企業の脱炭素を「一元支援」する共創型プラットフォームの実証を開始します。補助金・制度・事例から資金調達やマッチングまでワンストップで提供する新しい仕組みに、地域の動きはどう変わるのか。

α版で試す「情報一元化」とマッチング機能

本プラットフォームは補助金や支援制度、導入事例、脱炭素ソリューションを一括して提供する情報基盤です。企業の業種や導入段階に合わせた案内と、導入までの導線設計を行い、申請や相談へのアクセスを簡易化します。資金調達支援や金融機関との連携、地域内外のソリューション提供者とのマッチングもワンストップで実装する点が特徴です。

豊田市は補助金情報や脱炭素スクール修了生の事例提供、地域内への周知を担当します。NTTデータは試作版(α版)の提供・運用、企業への最適情報提示、マッチング機能の実装と広域展開の紹介を担います。両者の役割分担により、実証段階で運用ルールや改善ポイントを洗い出す計画です。

想定される参画者には行政、金融機関、大手バイヤーなど多様なステークホルダーがおり、共創による地域全体の脱炭素推進を目指します。NTTデータは実証で得た知見を基に標準モデル化を進め、全国自治体への横展開や将来的なサーキュラーエコノミー支援まで視野に入れています。

詳しくは「株式会社NTTデータ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 【地方発の即効策】愛知県豊田市×NTTデータが始める「脱炭素ワンストップ」実証の中身とは?