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オープンワーク株式会社は、現職社員を対象とした「会社を辞めない理由」に関する調査レポートを発表しました。この調査は、転職が身近な選択肢となる中で、なぜ社員が今の会社に留まるのか、その実態を分析したものです。
調査結果によると、「今の会社を辞めない理由」と「退職を検討する理由」のどちらにおいても、「給与・待遇面」が1位となりました。このことから、給与が社員の定着に極めて重要な要素であることが示されています。
また、年収別の分析では、「年収800~1,199万円」の層では給与が辞めない理由の最多でしたが、「年収400~799万円」の層では、給与よりも「ワークライフバランス」を理由に挙げる人が若干多い結果となりました。
さらに、退職検討理由の頻出単語を分析すると、現職社員は待遇への不満や会社経営への不安といった「モヤモヤ」を抱えているのに対し、既に退職した社員は、組織や人間関係への不信感を理由に挙げていることが分かりました。
オープンワークは、こうした社員の「不安・不満」の段階で声に耳を傾け、給与面だけでなく、働きがいやキャリア成長、組織風土の良さといった多様な「辞めない理由」を増やす努力が、社員定着の鍵であると結論付けています。
詳しくはオープンワークまで。
レポート/DXマガジン編集部 海道