EY Japanは、グローバル調査レポート「CHRO 2030 Market Insights」を発表しました。この調査は、世界26カ国のCHRO(最高人事責任者)へのインタビューに基づき、今後5年間の人事部門の進化と、CHROに求められる戦略的役割を分析したものです。

人事部門の抜本的な変革が不可欠

調査結果によると、企業の85%が戦略的な人事機能が成功に不可欠だと考えている一方で、89%は変化するビジネスニーズに対応するために、人事部門の抜本的な変革が必要だと感じています。しかし、ビジネスと人材の両方で高い成果を上げている企業はわずか32%に留まっており、人事部門を従来の管理機能から経営の戦略的パートナーへと転換させることが急務であることが示されています。

レポートは、人事機能の進化において、生成AIの活用が新たなビジネス価値の創出、コスト削減、従業員体験の向上に大きな機会をもたらすと強調しています。これに伴い、CHROの役割も、戦略の優先順位付け、テクノロジーの活用、そして「仕事」と「人材」の再定義を主導する役割へと進化することが求められています。

2030年までに世界全体で8,500万人を超える人材不足が予測される中、企業は人事戦略を根本的に見直し、CHROがその変革をリードしていくことが重要となります。

詳しくはEY Japanまで。
レポート/DXマガジン編集部 海道

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 “採用するだけ”じゃない!今、人事に求められているのは“経営を動かす力”