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IT業界の人材不足が深刻な中、驚きの調査結果が浮かび上がりました。約8割の企業が未経験エンジニアを採用していない理由は何でしょう?その裏に隠れた育成の課題に迫ります。
近年、DX推進の影響でIT人材の需要が高まる一方、企業の採用状況は厳しいものがあります。株式会社オクトパスソフトウェアが実施した調査によれば、全体の約79.4%もの企業が未経験エンジニアを採用していないことが明らかに。特に中小企業では、即戦力を求める傾向が強く、実務経験のある人材の確保が求められています。
その背景には、教育に割くリソースの圧倒的不足があります。具体的には、多くの企業が「教育体制を整えるのが難しい」と感じているのです。さらに、即戦力を必要とするクライアントからの要求水準も未経験者の採用を阻む要因となっています。多くの企業が「即戦力が欲しい」と答えており、この傾向が未経験者採用を難しくしています。
また、「過去に未経験者の採用が失敗した」という声や「長期的に働いてくれるか不安」といった意見も多く見受けられます。このように、育成の難易度と人材確保のジレンマが企業の採用戦略に影響を及ぼしているのが実情です。
そのため、今後は育成を前提とした体制作りがますます重要になります。企業が未経験者を積極的に受け入れるためには、外部の支援や育成ノウハウの共有が不可欠です。そして、そのための環境整備を行うことで、企業自体の競争力向上にもつながると考えられるでしょう。
詳しくは「株式会社オクトパスソフトウェア」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權