インバウンド消費が減少傾向にある中、訪日外国人向け免税ショッピングアプリ「PIE VAT」ユーザーの買い物支出が高いことが明らかになりました。なぜ、彼らは旅行中の支出の多くを「買い物」に充てるのでしょうか?

旅行と買い物:PIE VATユーザーの傾向

最近実施された調査によると、訪日外国人向け免税ショッピングアプリ「PIE VAT」を利用する旅行者の56%が、旅行中の支出の4割以上を「買い物」に充てています。この割合は、観光庁の提示する平均26.2%に対して圧倒的に高い数字です。

調査対象者の中には、家族や親族と一緒に訪日した人が多く含まれるため、まとめ買いやお土産購入の機会も増え、結果的に「買い物」に使うお金が多くなるとされています。

家族旅行が高い買い物支出に繋がっていることも注目されています。44の「PIE VAT」ユーザーが「家族・親族」と共に日本を訪れ、その傾向は前回調査の27%から大幅に伸びています。このデータは、旅行中の買い物消費がどうしても増える要因を裏付けています。

特に家族での旅行は、複数人分のお土産や用品をまとめて購入するため、免税制度の利点を活かしやすく、出費も増加するのです。

今回の調査結果から、訪日外国人の「モノ消費」は減少傾向にある一方で、「買い物」支出が高いユーザーが依然として存在することがわかりました。これは、商業施設や小売業にとっては、プロモーションや商品企画において大きなチャンスを示唆しています。

免税制度を活用する意識の高い層として見ていくことが、今後のインバウンド消費戦略に重要です。これらのデータを活かし、店舗や商業施設はダイレクトに顧客に訴求する施策を取る必要があります。

詳しくは「株式会社Pie Systems Japan」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 【2025年のインバウンド消費動向】58%が旅行中の支出の4割以上を買い物に!