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ZOZOが全エンジニアに月額200ドルの開発AIエージェントを導入すると発表しました。この施策は、エンジニアのスキル向上と開発生産性の飛躍を狙ったものです。果たしてどんな変化が訪れるのか、一体何が支えとなるのか、さっそく見ていきましょう。
ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOは、全エンジニアに対して月額200ドルのAIエージェントを導入することを決定しました。この決断は、エンジニアの生産性向上と新しい価値の創出を目指したものです。
近年、生成AI技術は急速に進化し、企業にとってその活用はもはや選択肢ではなく必須となっています。IT人材が不足する現代において、ZOZOはこれまで機械学習などのAI技術を駆使して、サービスの精度向上や各種機能の開発に取り組んできました。
2023年5月には、全エンジニアを対象にGitHub Copilotを導入し、その後GitHub Copilotの新機能も活用可能な体制を整えました。これにより、エンジニアはより効率的に業務を遂行できる環境が構築されています。また、GeminiやChatGPTのような先進的なツールも社員が自由に使えるよう提供されています。
ZOZOは、AIエージェント導入に向けて、社員のスムーズかつ安全な活用を促進するための体制を整えています。導入前には調査や検証を実施し、利用ガイドラインの作成にも着手しました。これにより、エンジニアは不安なくAI技術を活用できるようになります。
執行役員兼CTOの瀬尾直利氏は、「AIは開発者にとってスキル向上を促すートナー」と位置付け、エンジニアが最新技術にスムーズにアクセスできる環境を整備しています。チーム内外での情報共有や勉強会も積極的に行い、社員全体のスキルを育成する方針です。
今後、ZOZOグループではAIを用いた業務のさらなる拡張を計画しており、生産性の向上と新しい価値の創造を続けていく姿勢が伺えます。次世代のファッションとテクノロジーの融合を志向するZOZOの取り組みは、業界においても注目されるべきものです。
詳しくは「ZOZO」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權