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「AIは導入すれば成果が出る」と思っていませんか?実は、導入成功のカギは“データストリーミングプラットフォーム(DSP)”にありました。世界12カ国4,175人が回答した最新調査で、90%が「DSPがAIの革新を可能にする」と回答。今、データ活用の現場で何が起きているのでしょうか?
米Confluent社が2025年6月に発表した「データストリーミングレポート」は、世界12カ国のITリーダー4,175人を対象に行った調査に基づき、AI導入における「真の勝因」がDSP(データストリーミングプラットフォーム)にあることを明らかにしました。
全体の90%が「DSPはAI製品の革新に不可欠」と回答。さらに89%が、DSPを導入すれば「データアクセス・品質・ガバナンスの課題を克服でき、AI導入が容易になる」と認識しており、2025年中に投資を増やす予定という回答も90%に達しています。
日本でも同様の傾向が見られ、275人の回答者のうち84%が投資拡大を予定。特に日本では「データソースの不整合」や「データの質・タイミングへの不安定さ」がグローバルより15pt以上高く、深刻な課題として浮き彫りになりました。
さらに、日本におけるAI導入の障壁として最も多く挙がったのが「スキルの不足」。AIプロジェクトやワークフローを管理できる専門人材が足りず、グローバル平均より20ポイント高い42%が課題視しています。
一方で、希望も見えています。83%の日本のITリーダーが「DSPは戦略的優先事項」と回答し、開発・運用のコストやリスクを抑える「シフトレフト」アプローチも79%が導入済みと前向きです。
リアルタイムデータなしにAIは動かない。そう断言する企業が世界中で増えている今、「見えない基盤」であるDSPは、ビジネス競争力の根幹になりつつあります。
詳しくは「Confluent Japan合同会社」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道