最近、転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社の調査機関『Job総研』が実施した『Job weeQ』により、社会人における「給与」に関するリアルな声が集まりました。この調査では、1,498件の匿名投稿が寄せられ、実際の給与への不満や不安の状況が浮き彫りになりました。

調査によると、米価の高騰や生活費の上昇に対し、実質賃金が追いつかない現状が続いています。特に社会人の85%が「給与に関する不満や不安」を抱えており、その多くが男性の意見であることが分かりました。加えて、77%の社会人が「自分の仕事が正当に評価されていない」と感じていることも多く、職場での評価と給与に対する不満が直接的につながっている様子が見て取れます。


男性からは、「同じ仕事をしているのに給与が低い」といった意見や、「管理職に昇進したのに給料が見合わない」といった具体的な不満が挙げられています。対して、女性からは「男性に比べて評価が低い」と感じるコメントが多く寄せられました。特に「男尊女卑的な職場環境での不満」が強い傾向にあります。

さらに調査では、84%の社会人が「給与への直接的な評価がされにくい」と感じていました。この結果は、性別による実感の違いもあり、男性より女性の方がこの問題を強く意識していることが伺えます。多くの社会人が上司へのアピールや自己営業が必要であると感じ、不満を持っています。特に、数字で評価されない事務職の声も多く、評価の基準が不明瞭であることが社会人のモチベーションに影響を与えています 大きな変化を求める声
これらの結果から、社会人の多くが給与に関する改革を望んでいることが明らかになりました。賃金の実質的な向上や評価基準の明確化が求められています。労働市場の変化や働き方改革の中で、今後の給与の在り方に対する期待が高まる中、企業と社会がこの声にどう応えるかが重要です。

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 給与は妥当?評価されない仕事に悩む社会人たちの実態とは