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2025年5月9日(金)に大阪肥後橋のHOURZ ROOMにて、ユニークなイベント「シンギュラリティ寄席」が開催されます。このイベントは、AIが書いた落語と人間の落語作家が書いた落語のどちらがより面白いのかを観客が判断するという斬新な試みです。近年、生成AIの進化によって作品の創作スタイルが変化していますが、果たしてAIの創作は人間のそれに匹敵するものなのでしょうか?
「シンギュラリティ寄席」では、落語作家の今井ようじ氏がテーマを「人間」「機械」「学校」とし、AIに学習させた台本を元に、人間とAIそれぞれが落語を執筆します。その後、この台本を憧れのプロ落語家、桂福丸と月亭天使が朗読します。観客はそれぞれのパフォーマンスに対してリアクションを送り、どちらがより楽しめたかを判断します。
参加するAIは、京都大学と同志社大学の学生が中心に設立した「株式会社STARUP」で、エンタメ分野におけるAIの可能性を探るプロジェクトです。また、朗読コーナーが終わった後には、出演者全員による座談トークが予定されています。このセッションでは、AIと人間の落語制作の違いや笑いの本質について語られる予定です。
このイベントは、単なるエンターテインメントの枠を超え、テクノロジーと伝統文化の融合を体感できる機会です。AIが書いた落語が果たしてどれほどの笑いを生み出せるのか、また人間のクリエイティビティとはどのように違うのか。その問いは、今後の創作活動においても重要な意味を持つことでしょう。詳しくは「合同会社オフィスPLAYワーク」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松