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AIの導入が企業の経理財務部門で大幅に進展しています。AIの導入によって高いROI(投資収益率)を実現し、意思決定の質や報告スピードの向上、生産性の向上、コスト削減といった多くの利点を企業にもたらすことが分かりました。調査では、約71%の企業が一定程度はAIを活用していると回答し、そのうち41%が中程度から広範囲に取り組んでいるとしています。この成長は、AIによってもたらされる利益への期待が高まっていることを示しています。特に今後3年間では、AIの利用率が83%に達すると予測されています。
AIの導入は地域ごとにバラつきがあり、中国と米国はそれぞれ66%、62%と高い利用率を誇る一方で、日本は47%、英国は41%にとどまっています。金融サービス業界ではリーダー企業が29%を占める一方、ヘルスケア業界では16%と、市場ごとの格差が見られます。
AIの導入は業務全体に広がりを見せており、報告書作成や会計・財務計画においても約3分の2の企業がAIを試験的に導入しています。AIは経理財務業務の新たなスタンダードとなり、企業が競争力を高めるための鍵となっています。将来、AIの役割はますます重要になっていくことでしょう。詳しくは「KPMGジャパン」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松