2024年度上半期の広告に対する苦情が日本広告審査機構(JARO)より発表され、医薬部外品やオンラインゲームに関する問題が浮き彫りとなりました。この期間中、総受付件数は5,311件、そのうち苦情は4,095件に達しました。特に目立ったのは医薬部外品であり、多くの苦情が「1回限り、解約不要」といった表現ながら、実際には定期購入契約へ導くような紛らわしい表示に寄せられています。他にも、健康食品に関する誤表現が増加しており、「リピート率97%」などの虚偽の数字が多々見受けられました。

苦情の業種別件数:健康食品が再び増加、特に精力増強をうたうものが急増
苦情の媒体別件数:インターネット微増、他媒体は減少

加えて、オンラインゲームに関しても、残虐な内容や、広告内容とゲーム内容が異なる事例が苦情の対象となっています。特に、インターネット上での広告表示の信頼性が問われる事例が多数報告され、多くの消費者が誤解を招く広告に対して敏感になっています。

むろん、これらの問題は広告主の責任によるものであり、JAROは厳重警告を発するなど、厳しい姿勢で取り組んでいます。消費者の権利を守るため、今後も適正な広告が求められる時代になっていくことでしょう。詳しくは「公益社団法人日本広告審査機構」の公式ページまで。

レポート/DXマガジン編集部海道

情報提供元: DXマガジン_テクノロジー
記事名:「 「え、本当?」思わず騙されそう!悪質な広告の実態を告発!