フセで寝る子は慎重派

前足を揃えた「フセ」の体勢のまま眠っている姿は一見お行儀よく見えますが、実は心からリラックスしている状態とはいえません。この姿勢は、何か物音や異変を感じたときにパッと立ち上がれる「待機モード」です。

耳は周囲の音へ、体は地面のわずかな振動へと意識を向け、「何かあったらすぐ動けるようにしなきゃ」と備えています。来客時や屋外、初めての場所など、少し落ち着かない環境で見られることが多いでしょう。

いつもこの寝相をしている子は、周囲をよく見ていて危険察知を怠らない、ちょっぴり慎重で頼れる番犬タイプなのかもしれませんね。

丸まって寝る子は保守派

まるでドーナツかアンモナイトのように、キュッと丸まって眠る姿。見ているだけで愛おしさがこみ上げますよね。この寝相には、いくつかの理由が隠されています。

1つ目は「寒さ対策」です。自分の体温で体を温める天然の暖房術です。冬の寒い日によく見られます。

2つ目は「お腹を守る本能」です。お腹はワンちゃんにとって最大の急所。無防備になる睡眠中に、大切な内臓を守ろうとしていると考えられます。

そして3つ目は「体調不良のサイン」である可能性です。お腹の痛みなどを抱えている時にもこの姿勢をとることがあります。いつもと様子が違うと感じたら、気にかけてあげてください。

いずれにしても、何かを守ろうとする意識の表れです。自分のテリトリーや安心を大切にする、堅実で保守的な子に多い寝相といえるかもしれません。

横向きで寝る子はおおらか

体を横たえ、だらーんと足を投げ出して眠る姿は、見ているこちらまで力が抜けてしまうような、まさに「リラックスモード」全開の寝相です。

すぐに起き上がることが難しいこの姿勢は、フセ寝とは正反対。「この場所は安全だ」と心から安心しきっている証拠です。

もしあなたの目の前で愛犬がこの格好で寝てくれたなら、それは「あなたといると安心だよ」という最大の信頼のメッセージです。飼い主冥利に尽きますね。

今の環境に満足し、幸せを満喫しているおおらかなワンちゃんです。

ヘソ天で寝る子は甘え上手

そして究極のリラックスポーズが、お腹を天井に向けた「ヘソ天」です。

急所であるお腹を完全にオープンにするこの姿は、警戒心ゼロのしるし。もはや野生を忘れて、心も体も解放しきっています。

この寝相を見せてくれる子は、飼い主さんと今の環境を100%信頼している、天真爛漫で甘え上手なタイプといえます。

起きているときから「撫でて〜」とお腹を見せてくる子も多いのではないでしょうか。家庭犬ならではの愛くるしい姿を、存分に愛でてあげましょう。

まとめ

もちろん、犬の寝相はその日の気温や体調、気分によってクルクル変わります。そのため、「この寝相だから絶対この性格!」と決めつけることはできません。

しかし、「今日は丸まってるな、少し肌寒いのかな?」「ヘソ天なんて、リラックスしてくれて嬉しいな」というように、愛犬の寝相から気持ちを想像することは、日々の健康チェックやコミュニケーションの素晴らしいヒントになります。

「かわいい寝顔だな」と感じるだけでなく、その裏にある愛犬からのメッセージにそっと耳を傾けてみませんか?きっと、愛犬との絆がもっともっと深まるはずです。


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情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 犬の『寝方』でわかる性格4選 注目すべきポイントや愛犬の心理状態まで解説