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わんちゃんがいうことを聞かない場合、まず犬がこちらの言うことを理解できているか?考えてあげましょう。
分かっていて“効かないふり”をしている
先ほどお伝えした内容、私たちが伝えたいことを犬に理解してもらうことができるようになったとしても、犬はしばしば私たちの言うことを聞かない瞬間があります。
その理由はあらゆる要因によって、言うことを聞く〝優先度合い〟が変わるから。
その要因は例えば、他に気がそれる音や匂い、後は人との関係性や状況の変化も含まれます。
私たちも『分かってはいるけど今は聞けない!』という場面がありませんか?
たとえば子どもの頃、夢中になっていた遊びやテレビに釘付けになっていた時、お母さんに用事を頼まれたり、もうやめなさいというわれても中々手放しづらかったのではないしょうか?
このようにわかっていても今は聞きたくない!ということを無視しようとすることはわんちゃんでも起こります。
こういった理由から、犬は人の言うことを聞かなかったり、聞けなかったりします。
ここまでで、『愛犬が言うことを聞かない理由は分かったけど、その見極めはどこでするの?』と感じた方いらっしゃるかもしれません。
では、次から愛犬が言うことを聞かないのは本当に分かっていないからか?それとも分かっていてスルーしているのか?見極めポイントとそれぞれの対応について解説していきます。
理解できていない場合は人の方に集中していたり、聞こうとする姿勢が見られます。これは何かを言われているけど、どうしていいかわからない為です。
他にも、求められていることが分からないストレスとして耳を掻いたり、クルクル動き回ったりなどのしぐさが出ることも。
理解していて聞かないふりをしている場合は、ごまかそうとする動きとして遠くを見たり、あくびをしたりするしぐさが見られます。
正直しぐさは複合的に見ていくので、一つのしぐさに見えることが全く違う状態を指していたりします。
そんな時の保険として、愛犬に求めたことは日々教えていることかどうか?という部分も併せて意識してみて下さい。いつもと同じような場面でできる時とできない時がある場合は聞き分けている可能性が高いです。
まだルールを伝えていない場合、まずは分かりやすく教えてあげましょう。
その中で成功体験を積ませ、こちらが伝えていることに対する理解度を上げていきます。
ごまかしている時は、『ごまかしているのはわかってるの!ちゃんと聞きなさい!』と伝えたことをわんちゃんが最後までやりきるようにお尻を叩いてあげることもまた、教えたことを忘れないようにしてあげるために必要なことです。
愛犬が言うことを聞かないと感じるとき、その背景には「本当に分かっていない」か「分かっていて無視している」かのどちらかがあることが多いです。
まずは、
✅ 伝えたいことが犬にとって分かりやすく伝わっているか?
✅ 教えているつもりになっていないか?
✅ できる時とできない時の差があるか?
✅ しぐさや態度から“分かってるけど聞かない”様子がないか?
を観察してみましょう。
そして、まだ教えていないなら、まずは丁寧に教えて成功体験を作ること。ごまかしているときは、ちゃんとやるまで導いてあげること。
この2つの軸を使い分けていくことで、「なぜ聞かないのか」という理由が見えるようになり、「どう伝えればいいか」が分かるようになります。
焦らず、一歩ずつ関係を育てていきましょう。