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特に、警戒心を持っている相手からの視線や声は「敵意のサイン」として受け取られかねません。
まずは距離を保ち、「私は危害を加えないよ」とボディランゲージで伝えることが大切です。真正面ではなく少し体を斜めにして座り、視線は外し気味に。「何もしない」が信頼のスタートになります。
「この人からはいいことがあった」――そんな印象を犬に持ってもらうには、おやつが効果的です。おやつを直接手から与えるのが難しい場合は、まずは近くにそっと置いてみるところから始めましょう。
だんだん距離が縮まってきたら、手からもらうことにチャレンジ。「この人と一緒だと楽しい!」という成功体験を積み重ねていくことで、自然と信頼感が生まれていきます。
一番大切なのは「犬のペースに合わせること」。無理に触ろうとしたり、近づこうとするのは逆効果です。
犬が自分から近寄ってきたときが、距離を縮めるチャンス。手のひらを下にしてゆっくり差し出し、においを嗅がせるところからスタートしましょう。急がず、焦らず、根気よく。犬との信頼関係は、時間をかけて少しずつ育てていくものです。
犬が人を苦手とするのは、本能や過去の経験による自然な反応。でも、それを理解し、丁寧に向き合うことで信頼関係は築けます。
無理やり触れ合おうとせず、「怖くない存在」から「安心できる人」へ。小さな一歩が、犬との大きな絆につながりますよ。