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また、密着面積が広いため、夏場は蒸れやすいという点にも注意が必要です。
犬の性格や体格によって、適した首輪・ハーネスは異なります。「どちらがいいのかな?」と迷ったときは、愛犬の特徴に合わせた選び方を意識することが大切です。
ここでは、犬種・体格・性格別に、首輪とハーネスのおすすめパターンを具体的にご紹介していきます。
小型犬や短頭種(たんとうしゅ:例 チワワ、パグ、フレンチブルドッグなど)は、気管が細く、デリケートなため、首輪による圧迫が大きなリスクになります。そのため、基本的にはハーネスを選ぶのがおすすめです。
特に、胸全体を優しく支えるタイプのハーネスなら、引っ張った際も首に負担をかけず、安全にコントロールすることができます。ただし、体が小さいぶん、ハーネスがズレやすいという弱点もあるので、必ずサイズがしっかり合ったものを選び、こまめにフィット感を確認しましょう。
大型犬や力の強い犬には、首輪を使ったコントロールが有効な場合があります。特に、訓練やコマンドをきちんと覚えさせる段階では、シンプルな首輪が指示を伝えやすいため、散歩やトレーニングがスムーズに進みやすくなります。
ただし、強い引っ張り癖がある場合は、首への負担が大きくなりやすいため要注意。この場合、「トレーニングハーネス」や「フロントクリップタイプのハーネス(前側にリードを付けるタイプ)」を使うことで、犬に無理な力をかけずにコントロールしやすくなります。
成長期の子犬には、基本的に柔らかい素材のハーネスをおすすめします。パピー期は骨や関節が未発達なため、首輪での負担が健康リスクになることもあるからです。
特に、散歩デビュー時は、環境に慣れていないため、急な引っ張りやジャンプなど予測できない動きをしがち。ハーネスで胸部全体をしっかり支えることで、体へのダメージを最小限に抑えることができます。
また、子犬はどんどん体が大きくなるので、サイズ調整がしやすいタイプを選ぶのがポイントです。数ヶ月後の成長も見越して、無理なくフィットできる柔軟なデザインを選びましょう。
首輪もハーネスも、それぞれに素晴らしい特徴があります。だからこそ、愛犬の個性にぴったり合ったアイテムを選ぶことが、何よりも大切です。
首に負担をかけたくないならハーネス、トレーニング重視なら首輪──選び方のヒントはたくさんありましたね。でも最終的には、「この子にとって一番安心できるのはどれか?」という視点が何より重要です。