犬は鱈を食べても平気なの?

鱈は脂肪分が少なく、身のやわらかい白身魚です。犬が鱈を食べた場合の食物アレルギーのリスクは低く、ドッグフードへのトッピングとしても、おやつとしてもおすすめできる食材のひとつです。

愛犬が鱈を食べることのメリットはある?

鱈は、肉類よりも豊富なタンパク質を含みながらも、低脂質で低カロリーです。

  • マダラ100gあたり…エネルギー72kcal、タンパク質17.6g、脂質0.2g
  • スケトウダラ100gあたり…エネルギー72kcal、タンパク質17.4g、脂質1.0g

他にも、ビタミンB12、ヨウ素、DHAなどの栄養素を含みます。

ビタミンB12は造血ビタミンとも呼ばれており、血液を作り出してくれる栄養素です。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に役立つ栄養素で、体温の維持や成長と発達への作用があります。

DHAは犬の脳の発達と機能をサポートする栄養素で、子犬の成長に役立ちます。また、抗炎症作用があり、炎症やアレルギー症状を低減させ、シニア犬の認知機能の低下を緩和させます。

鱈の種類は、マダラやスケトウダラが一般的です。ちなみに、銀ダラは鱈ではありません。愛犬に鱈を与えるときは、マダラやスケトウダラを選びましょう。

犬に鱈を与えるときに気をつけたいこと

鱈の種類

鱈の種類は、マダラやスケトウダラが一般的です。ちなみに、ギンダラは鱈ではありません。愛犬に鱈を与えるときは、マダラやスケトウダラを選びましょう。

十分に加熱してから与えること

犬に鱈を与えるときは、十分に加熱しましょう。

鱈には、アニサキスという寄生虫がいる可能性が非常に高いです。加熱が不十分である鱈を犬が食べてしまうと、胃腸炎を引き起こすことがあります。

アニサキスが胃や腸に入ると、嘔吐や腹痛を伴い、犬が苦しい思いをします。十分に加熱することで死滅しますので、しっかり加熱できているかを確認してから与えましょう。

骨を取り除くこと

犬に鱈を与える前に骨を取り除きましょう。身をほぐしながらよく確認しましょう。

カロリーを管理すること

鱈は犬が食べてもよい食材ですが、毎日ドッグフードにトッピングしていると、カロリー過多になり、愛犬が肥満になってしまいます。

トッピングする鱈のカロリー分、ドッグフードを減らしましょう。

食物アレルギーに注意すること

鱈は、犬に食物アレルギーが起こりにくい食材です。食中毒を引き起こすヒスチジンという成分も非常に少ない魚です。

しかし、全ての犬に起こらないというわけではありません。愛犬が初めて鱈を食べるときは、少量を与え、その後の様子を見守るようにしましょう。

皮膚を痒がる様子があれば、食物アレルギーの症状である可能性があります。皮膚に湿疹や赤みはできているかもしれません。なるべく早く動物病院で診てもらいましょう。

加工された鱈を与えるのはやめましょう

鱈は、タンパク質を豊富に含む食材として、加工食品としても販売されています。よく見かけるのは、ソーセージのようになったもの、干した鱈(おつまみ)です。

人間が美味しく食べることができるように味付けがされています。犬にとっては高カロリーで、塩分も多く含みます。

愛犬には、味付けのされていない切り身を加熱して与えるようにしましょう。

まとめ

犬は鱈を食べても平気です。十分に加熱して与えましょう。犬は鱈の皮も食べて大丈夫です。皮にも栄養素や旨味が詰まっています。

ただし、どんなによい栄養素を豊富に含んだ食材も、食べ過ぎると肥満や病気の原因になります。トッピングやおやつとして与える場合には少量にとどめましょう。


■関連記事
まるで静止画…?『超スロー過ぎるオテ』を披露する犬がSNSで132万再生「薄目で確認してるの可愛いww」「固唾をのんだ」と大反響
犬が見せる『ストレス限界サイン』3選!こんな行動をしていたら必ず対処して!
種子島で放浪していた犬を保護→お世話した男の子が『名付け親』になり…感動の結末に涙が止まらないと4万再生「素敵なご縁」「おめでとう」
水を飲みすぎている犬→心配で病院に連れて行ったら…予想もつかなかった『診断結果』が137万再生「治療法は撫でまくる」「健気でかわいすぎ」
『頭の毛にクセがある犬』過去と現在を比較した結果…『まさかの新事実』に3万いいね集まる「毛根分けて欲しい…」「格好良すぎるw」と反響
情報提供元: わんちゃんホンポ
記事名:「 犬は『鱈(タラ)』を食べても平気?愛犬にもたらすメリットから気を付けたい与え方まで