犬が『ゴロスリ』しているときの心理5つ 地面に体を擦り付けようとするワケとは?
犬がゴロスリしているときの心理6つ
犬が地面に寝転がって、ゴロゴロスリスリする行動は、一見すると面白いポーズで思わず笑ってしまいますよね。ただ、その行動を取る理由はさまざまで、中には心配すべきケースもあるんです。
ここでは、犬がゴロスリしているときの心理を5つご紹介します。愛犬が気になる行動を見せてきた際には、どんな理由があるのか探ってみてください。
1.かまってほしい
犬がゴロスリを見せる多くの理由は、「かまってほしい」というものです。甘えたい気持ちが高まり、「お腹を撫でてほしい」とおねだりしているのでしょう。
過去に愛犬のゴロスリを見て笑った経験があれば、その記憶を元に繰り返している可能性があります。「これをすると喜んでくれる」と覚える犬も多いです。
へそ天ポーズが得意な犬なら、ゴロスリを頻繁に見せてくれますよね。遊んでほしい気持ちでいっぱいなのかもしれません。
2.リラックスしていい気持ち
何気ない瞬間にゴロスリをする犬は、リラックスをするために行っているのでしょう。散歩や食事のあとにゴロ〜ンと寝転がる犬も多く、その際に体を伸ばしているのがゴロスリに見えるのかもしれません。
食事のあとなら、「あー、おいしかった」と満足しているのではないでしょうか。ゴロスリをしながら、お昼寝の準備に入る犬も少なくはありません。
まるで人間のような行動ですが、犬も筋肉に疲労が溜まるとストレッチのような行動を見せます。それがたまたまゴロスリだった、というだけのことでしょう。
3.においをつけたい
犬にとってにおいは情報元であり、コミュニケーションツールのひとつでもあります。とくに家の外にある草や土には、犬が好むにおいが集中する場合が多いです。
散歩中に犬が地面にゴロスリをするのは、「自分のにおいをその場所につけたい」という縄張り意識や、逆に「このにおいを自分につけたい」といった本能的な行動である可能性が高いでしょう。
また、敵から身を守るために「自分のにおいを隠したい」という野生本能から、別の強いにおいを体にこすりつける行動を見せることもあります。
別の理由として、シャンプーによって自分のにおいが変わったのが気に入らず、再び土の上にゴロスリしてしまう犬もいますよ。ほかにも、犬が好きなミミズの死骸のにおいに反応をしてゴロスリしてしまうケースもあり、飼い主さんを悩ませてしまうことも多いです。
散歩中に頻繁にゴロスリをされると、その後のお手入れも大変になってしまいます。衛生的な面を優先する意味でも、愛犬がゴロスリをする草むらなどは避けたり、そっとリードを引いて通り過ぎたりなど工夫を行うとよいでしょう。
4.降参している
イタズラを注意されたあとなどにゴロスリを見せる犬は、「勘弁してください」などと降参していることが多いです。「もう怒らないでください」と必死に伝えているサインでもあるので、それ以上叱ると余計なストレスを与える可能性があります。
犬にとってお腹を見せるのは、敵意がないことの証です。ゴロスリポーズが面白いからといってそこで笑ってしまうと犬は誤解してしまい、「こうすれば遊んでもらえる」とクセになることがあるのでその点は注意しましょう。
5.体がかゆい
もし犬が頻繁にゴロスリをする場合は、体にかゆみを感じる原因がないかボディチェックしてください。背中は犬にとって自分で掻きにくい場所なので、何らかの異変が起きている可能性があります。
よくある理由として、皮膚炎やアレルギー、ノミ、ダニといった可能性が挙げられます。皮膚が赤くなったり、ただれ、フケ、脱毛が見られる場合は早めに獣医師に相談しましょう。
まとめ
犬がゴロスリを見せるときは、その場の状況を確認しながら心理を確かめるのがおすすめです。甘えたいだけでなく、中には皮膚炎などの病気が隠れているケースもあります。
日ごろからボディチェックを行いつつ、愛犬が見せるボディランゲージから心理状況を確かめていきましょう。
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