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また、苦手だとわかっているものがあれば、日頃から慣らす社会化トレーニングをおこなっておくことをおすすめします。
犬の体に痛みが生じているときにも、震えることがあります。
何かに体をぶつけたり、尖ったものを踏んだりと瞬間的に痛みを感じたときは、「キャン!!」と甲高い声で鳴く様子が見られます。
一方、関節痛や腹痛、頭痛のような痛みを感じているときは、体を動かさずにじっとしたまま体をふるわせることがあります。
いつもよりも寝ている時間が長いと感じたときや、あまり動かず体が小刻みに震えているときなどは、身体的な不調が起きている可能性を考えてみてください。
中毒や尿毒症、てんかんなどの病気が原因で体が震えることがあります。
けいれん発作の場合、始めはほとんど気がつかないほど細かい震えでも、次第に震えが大きくなり、倒れてしまったりそのまま意識が消失してしまったりすることもあるので十分注意しなければなりません。
震えが増えてきていると感じたら、動物病院で検診を受けるようにしましょう。
犬が立っているときや運動した後などに、ぶるぶると体が震えているときは、筋力の低下が原因の可能性もあります。筋力が少ないと体を支えるための力が十分ではなく、震えてきてしまうのです。
特に筋力が低下しやすいシニア犬に多く見られ、特に後ろ足の震えが顕著な傾向があります。ただし、シニア犬だからといって運動を減らしてしまうと、さらに体力や筋力が衰えてしまいます。犬の様子を見ながら、適度な運動をさせて筋力維持に努めましょう。
また、筋力がある健康な犬でも過度な運動で疲れ切ってしまっているときなどに見られることがありますが、一時的なもので休息すればおさまります。
犬が震えるのは、寒さや疲れなどの一時的な理由だけでなく、病気や精神的ストレスが原因になることもあります。
震えているときは犬の様子や周囲の環境、状況をしっかりと見て、その原因を把握するようにしましょう。
震えることが増えてきたときや長い時間震えているとき、震え以外にも気になる症状がみられるときは動物病院で相談するようにしてください。