犬を『ハグしすぎてはいけない』理由4選 抱きしめたときに嫌がっているサインとは?
実は犬たちはハグが苦手!?
飼い主が犬に愛情を伝えるためにハグする光景は珍しくありません。しかし、近年の研究によると、「抱きしめる」という愛情表現は犬の世界にはないため、実は犬たちが我慢しているのではないかと言われるようになりました。
実際、世界中の大学チームの研究によると、多くの犬がハグに対してなんらかのストレスサインや不快感を示すことが判明しています。
このように、飼い主からの愛情表現として受け入れている犬はいますが、ハグ自体は苦手意識を持つ犬が多くいるようです。
犬を抱きしめたときに嫌がっているサイン
犬を抱きしめたとき、以下の行動を見せている場合はハグを嫌がっているサインなので、すぐにやめて別の方法で愛情を伝えてあげましょう。
- 顔を背ける
- 腕の中から逃げ出そうとする
- 重心が片方に寄り体を仰け反っている
- 自分の口や鼻を舐める
- あくびをする
- 頻繁にまばたきをする
- 呼吸が荒くなる、舌を出して呼吸する
以上のようなサインは、一般的にストレスサインとして知られています。このような仕草や行動を見せていたら、わかりやすく嫌がる素振りを見せていなくともやめてあげましょう。
犬を『ハグしすぎてはいけない』理由4選
犬はハグに苦手意識を感じている子が多いと言われています。実際、犬をハグしすぎてしまうと、どのような悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか。
1.体に覆い被される感覚がストレス
犬にとって人間は自分よりも体の大きな存在です。そんな人間に覆い被さられるようにハグされると、本能的に体が警戒してしまい、ストレスを感じてしまいます。
飼い主であれば、ある程度我慢することもできますが、背後から突然抱きしめられたりすると唐突に恐怖心を煽ってしまうので、絶対にやめてください。
2.強くハグしすぎると恐怖を与えてしまう
犬を抱きしめるとき、愛情が大きいあまり、ついギュッと強く抱きしめていませんか。人間にとっては「苦しいほどではないだろう」と思う強さであっても、犬にとっては息苦しさを感じていることも多いです。
また、ギュッと強く抱きしめられることで、飼い主が相手であっても恐怖や不安を感じてしまうこともあるでしょう。「もしかして怒ってる?」「どうしてこんなことするの?」と困惑している犬もいるかもしれません。
3.人に触れられることが苦手になってしまう
何度も苦手なハグをされることで、徐々に人に触れられることが苦手になってしまうこともあるので要注意です。
人が近づいてくると「またハグされるかも」と恐怖で身構えてしまったり、触れられるだけで強いストレスを感じるようになり、慢性的に辛い気持ちを抱え続けることになります。ストレスは体調不良の原因にもなるので気をつけてください。
4.恐怖や不安から攻撃的な行動に出てしまうことも
犬によっては、ハグされるという恐怖や不安から、自分の身を守るために攻撃的な行動に出てしまう犬もいます。
例えば、吠えたり唸ったり、噛み付く素振りを見せたりといった問題行動を助長することにもなりかねません。犬が嫌がる行為をし続けると、強いストレスから問題行動を起こしやすくなるので、しつけの面でも悪影響を及ぼすリスクが高まります。
まとめ
いかがでしたか。犬をハグしすぎてしまうと、知らぬ間にストレスを抱え込ませてしまうかもしれません。ストレスは体調不良や問題行動、さらに飼い主との関係悪化につながる恐れがあるので、なるべく違う方法で愛情を伝えてあげましょう。
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