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野菜は健康にいいイメージがありますが、犬の場合多く食べすぎると消化不良や下痢を引き起こすこともあります。
一般的に、「ドッグフード」や「炭水化物+タンパク質」などの主食以外の食べ物は、1日に与える食事のカロリーの20%に以内に収めるようにするべきだとされています。
他の野菜やおやつなども与えることを考えると、白菜を20%分与えるのはあまりおすすめできません。
小型犬の場合は白菜の葉1/4枚、中型犬の場合は1/2枚、大型犬の場合は1枚程度を目安にするといいでしょう。
また、柔らかい葉先だけでなく芯の部分も与えられますが、きちんと消化できるように小さく刻んで与えるようにしてください。
生の場合はフードプロセッサーを利用したり、茹でて煮汁ごと与えたりすると、野菜の細胞壁を破壊されて栄養を吸収しやすくなったり消化しやすくなったりします。
犬の白菜を与えることは、基本的には問題ありませんが、特定の疾患を持っている犬や食事制限を受けている犬の場合は注意が必要です。
白菜にはリンやカリウムが含まれているため、心臓や腎臓に持病を抱えている犬には与えない方がいいでしょう。食事制限を受けていることもあると思うので、白菜などの野菜を与える場合には、必ず獣医師に確認してください。
また、ミネラルが豊富なので、ストルバイト結石などを引き起こす可能性もあります。泌尿器系にトラブルがあったり、検査で注意を受けていたりする場合は避けた方が無難です。
さらに、白菜には甲状腺ホルモンの分泌を阻害する成分が含まれているので、甲状腺の機能低下が認められる犬には与えないでください。
白菜は味のクセが少なく、生でも加熱しても食べられるので、犬の食事にも利用しやすい野菜です。
体の調整に役立つ栄養も多く含まれ、水分補給にも役立つので、ぜひ日頃の愛犬のご飯に上手に取り入れてくださいね。