多頭飼いに向かない犬の特徴5選 問題があるかどうかを判断する方法はあるの?
1.攻撃的な性格
興奮しやすい、すぐに吠えたり噛みついたりしてくる、といった攻撃的な性格の犬は多頭飼いには向いていません。
子犬であればある程度はしつけで落ち着きますが、成犬だと性格を変えるのは難しいです。散歩中に他の犬を威嚇したり、飼い主に対して攻撃的な行動を取る場合は犬だけに限らず他の動物との生活はストレスになりかねません。
また、警戒心が強く縄張り意識が高い場合は同じ空間に新しい犬が来ることを嫌がる可能性が高いです。
体格や年齢差がある場合、ケンカのときに大怪我を負う危険もあるので注意しましょう。
2.独占欲が強い
多頭飼いをする目的のひとつに、愛犬が「寂しくないように」と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、飼い主のことが大好きで甘えん坊な性格の場合、新しい子に対して嫉妬心を抱き上手く関係を築けなくなることがあります。
新しく犬をお迎えすれば、どうしても先住権に向ける注意は減ってしまいます。独占欲の強い犬は、飼い主を取られたと感じるため面白くありません。
寂しさやストレスで体調を崩してしまうこともあるので、甘えん坊な性格をしている子であれば注意が必要です。
3.社会性が低い
子犬の頃に他の犬や人と関わることが少ないと、社会性が身についておらず新しい子と上手く関係を築けないことがあります。
特に保護犬など、さまざまな理由を抱えた犬を飼っている場合、飼い主以外に心を開きにくくなっている可能性もあります。
犬社会のルールがわからないと、新しく来た犬に対して威嚇や攻撃をしたり、怯えてストレスを抱えたりしてしまうことも。
強いストレスを感じたまま生活をすることは心身ともに負担をかけるだけでなく、飼い主に対しても心を閉ざしてしまうことがあるので慎重に判断する必要があります。
4.依存心が強い
独占欲が行き過ぎると、飼い主に対して「依存」してしまうことがあります。この状態で新しい犬をお迎えしても、仲良くなるどころか「敵」として認定してしまう可能性もあるので注意が必要です。
また、依存度が高くなるほど飼い主から離れられなくなるため、分離不安症になる可能性があります。分離不安症になってしまうと、飼い主が側にいないだけで強いストレスを感じたり、問題行動を起こしたりすることも。
犬にとっても飼い主にとっても精神的に大きな負担がかかるようになるため、愛犬の依存心が強いと感じたらまず飼い主との距離の取り方を見直すようにしましょう。
5.老犬や病気の犬
多頭飼いをするときは、先住犬との年齢差も考えなければいけません。新しく来た犬が若い犬の場合、遊びに付き合うのも大変ですし、騒がしくされてしまうと気持ちが落ち着かなくなってしまいます。
また、病気を抱えている犬の場合も同様に、体力的に関わるのが辛かったり、食事管理が難しくなったりすることもあるようです。
年齢や病気などで静かに過ごす環境が必要な場合は、多頭飼いするのを控えた方が良いかもしれません。
多頭飼いが可能か判断するポイントは?
多頭飼いをすることで最も重要なのが、犬同士の相性です。相性の良し悪しは住んでみないとわからない部分もありますが、先住犬の性格である程度は判断が可能です。
また、多頭飼いをするときは急に対面をさせるのではなく、段階的に対面していくのが理想です。初めは先住犬と新しい子を別の部屋で過ごさせ、ニオイのついたタオルなどを嗅がせるところから始めていきましょう。
徐々にお互いの存在を認識していくことで、警戒心を和らげることができます。時間はかかりますが、今後の関係性に大きく影響する事なので丁寧に慣らすようにしましょう。
対面した後は、飼い主の関わり方も大切です。環境に慣れていない新しい子を優先してしまいがちですが、先住犬への配慮を忘れないようにしましょう。
どちらかに極端な偏りのある接し方は避け、同じように愛情を注ぐようにしてあげてくださいね。
まとめ
犬好きであれば多頭飼いは憧れのひとつかもしれません。しかし、犬にとっては多頭飼いが必ずしも楽しいこととは限りません。
人間同士に相性があるように、犬同士にも相性があります。多頭飼いを検討する前に、愛犬がいつも他の犬や動物とどのように交流しているのかをしっかり見てみるようにしましょう。
散歩中に他の犬に敵意を向けたり、ドッグランで他の犬と全く交流できなかったりするようであれば、新しい子をお迎えしてもストレスを溜めるだけになるかもしれません。
私たちで言えば急に他人と一緒に暮らしてくれと言われたようなものです。先住犬のためだけでなくお迎えする子のためにも、一度愛犬の性格や年齢を考えて決めるようにしてくださいね。
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