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「何とかご飯を食べて欲しい飼い主さん」と「美味しいものが出てくるまで粘る犬」の根気の勝負になると思いますが、犬の要求やワガママに応えないように頑張らなければいけないところです。
健康な成犬であれば1日程度食事を摂れなくても、重大なトラブルにはつながらないので、出したご飯を食べてくれるまで待ってください。
また、ドッグフードに飽きてしまっている様子が見られる場合は、数カ月に1回など定期的に異なる種類のドッグフードを与えるようにしてください。
ドッグフードの種類をローテーションさせることは、栄養の偏りを防いだりアレルギーを予防したりすることにも役立つため、ぜひ意識しておきましょう。
愛犬が遊び食べをし始めると、飼い主さんは「なにしてるの?」と笑って話しかけたり、家事の手を止めてそばに寄っていったりすることもあるでしょう。
犬は飼い主さんのそうした反応を期待して、わざと遊び食べをしている可能性もあります。
特に、飼い主さんとのスキンシップやコミュニケーションに満足していない犬や、常にかまってもらいたい甘えん坊タイプの犬は、このような理由で遊び食べをすることが少なくありません。
遊び食べをしながら飼い主さんの様子を伺うようなことがあれば、それが原因ということも考えられるので、必要以上にかまうことはやめておきましょう。
遊び食べをしても特に反応はせず、しばらくそのまま放っておき、食べ始めるのを待つか、食べないようであれば無言で淡々と片付けてしまいましょう。
日常的に遊び食べをする犬やご飯を食べていても残すことが多い犬は、食に対する関心や執着が少ないことも考えられます。
特に、ご飯をなかなか食べないからと長時間食器を出しっぱなしにしたり、飼い主さんがこまめに手で食べさせたりしていると、犬は「いつでもご飯は食べられる」「食べたいときに食べられる」と思ってしまいます。
本来犬は狩猟動物の本能が残っていて、「食べられるときに目の前にあるものを食べ切る」という習性があります。しかし、長い期間食べ物がいつでも食べられるという状況に置かれると、そうした執着がなくなることは十分考えられます。
しかし、ご飯を長時間出しっぱなしにすることは衛生的にもあまりおすすめできることではないので、長くても30分程度で食器は片付けてしまうようにしましょう。
犬の遊び食べは、食事に必要以上の時間がかかってしまい、周囲が汚れたり愛犬が栄養不足になったりと様々な問題の原因になってしまいます。
犬の遊び食べを改善するためには、食事やその与え方を変えることだけでなく、散歩や遊びを充実させたり、接し方を変えたりすることも有効です。
愛犬が安全に美味しくご飯を食べられるように、しっかりと食事の環境を整えてあげましょう。